思考力

ソワソワムズムズ症候群

私は、非常にセッカチだ。「待つ」という行為ができない。では、趣味の「釣り」が、何故できるのかと問われれば、釣りというのは、セッカチでなければできない趣味だからである。棚を変え、仕掛けを変え、ポイントごとに移動する。ランアンドガンとでもいう表現がピッタリだ。また、待ち合わせなどについては、予定の1時間前あたりからソワソワし、必然的に「待つ」と分かっていても、そのまま出発してしまうことも多い。しかも、鞄も持たずに、空手で出発することもあるので、結局、引き返すハメになる。しかも、それ以上にソワソワして、引き返さずに目的地に向かっていくことだってある。

そんな私にとって、一人ぼっちというのは、とても快適で、自分の好きな時に好きなように行動できる。寂しいのかと問われれば、そんなことは全くなく、むしろ誰かに気を遣う必要もないので、快適そのものである。今日は、TOKYOに月一回の受診日なのだが、目が覚めたのが、朝の6時前という完璧な時間だったので、そそくさと出発しようと思っていた。いつものようにコーヒーをセットしてしまったので、猫舌の私が、それを飲み干す時間が鬱陶しいと感じてしまうほどだった。冷めるのを待つ時間がソワソワするので、他にやれることといえば、ゴミ出しをすることだと思い、ゴミ集積所にいった後、熱々のコーヒーを飲んだ。

1日のうちでいちばんの幸せを感じるモーニングコーヒーであるが、今日ばかりはイライラする。早く東京SHIBUYAに向かいたい。ただ、コーヒーは、そんなに簡単に冷めてくれない。まだまだ時間に余裕があるのだが、妙に落ち着かない。コレは、早く出発しなければならないという焦りと一緒に、何かをやり残しているという焦燥感に似たものが心を曇らせている。一体何だろう。コーヒーといえば、そのままブログを書くという習慣を忘れていたのだ。そうだ、もはやブログを書くためにコーヒーを飲んでいると言っても過言ではない。やはり、習慣というのは素晴らしい。そして、今、カタカタとMacのキーボードを弾いているのである。

そして、そんな自分の習慣化された行動を見事に見透かしているモノがある。それは、AIである。YouTubeにオススメされる動画のほとんどが、〇〇の末路系の動画で、アンハッピーエンドで終わるものばかり。自分より悲惨な結末が、どのように引き起こされているのかがよくわかるアニメを、最近はよく閲覧しているということがわかる。特に、宝くじ当選後の末路の動画は、とても多い。自分の卑屈な考え方と、自分のセカセカする行動様式と、自分の習慣化された動きに感動した今朝のアクションであった。

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