思考力

生きるチャンスをもらう


マスコミの煽りによる分母の数がどうのこうのとか、選挙が絡んでどうのこうのというのを差っ引いた状態で、東京のコロナの新規感染者数が
、とうとう60人となり、今年最少人数となった。明後日、TOKYOに行く私としては、その数を鵜呑みにして、お気楽にshibuyaへ向かおうではないか。

ただ、マスコミにとっては、なかなかネガティブ情報を出せないのか、都内のローカル線が、先日の地震で、今日も運行できなかったという報道が、トップニュースのひとつに挙げられていた。もちろん、地元の人たちにとっては大問題だと思いつつ、その他の全国の地域の人にとっては、どうでも良い問題と言えばどうでも良い。

極論しても「炎上」するほどの影響力などない私のブログだから、そんな残酷なことも言えるが、事実、岸田首相が「コロナの飲み薬」を、年内に実用化させ、それが素晴らしい効果を発揮して「しまった」のであれば、マスコミの方々の焦点は、果たして、どちらへ向かうのだろうか。

仮に、コロナをバラ撒いた国の圧力に屈しないと言っている、勇気ある台湾の姿勢に焦点を当てるとしたら、それさえも「ポジティブ情報」であるから、一過性の話題で終わってしまう。やはり、マスコミの側に立って考えると、「世界不平和」を望む以外ないと言えるのかもしれない。人間の本能に訴えかける、ネガティブアンテナを、ビリビリと刺激するのが、彼ら彼女らの「仕事」なのだから。

私のネガティブ情報など、読者の方々にとって、全くどうでも良いことであり、むしろ、ほとんど読まれることのない私の拙い文章を読んでくれているような、優しい方々にとって、10ヶ月もの間、私の筆を止めない勇姿というのは、ポジティブに映るに違いない。だから、心からの応援を頼みたいものだ。

しかしながら、TOKYOへ行く交通費すら厳しく、明日も、1,000円程度しか消費できない私の経済状況では、大きく前進することも後退することもない、至って変化のない暮らしっぷり。釣った魚を食べるという自給自足の生活に入っているので、YouTubeのオススメ動画の多くは、小魚から高級魚までの捌き方が、ズラリと並んでいる。なんて平和なんだ。

あえて、ネガティブ情報を出すとすれば、やけに硬い黒鯛の鱗を捌いているときに、左手の薬指を切ってしまったことくらいか。あとは、左腕の内側に、謎の引っ掻き傷ができているくらい。これは、前回の診察で、ナースがいないから、私の主治医が私の採血をしたときにできた傷だとしか思えない。次回のShibuyaでの診察の口火は、クレームから始まりそうだ。

そんな憎まれ口を叩きつつ、自分の主治医には、心から感謝をしており、外房に移住しても、わざわざ片道2時間半の道のりを、月に2回通うだけの強い信頼をしている。この医者がいなければ、今、私がのんびりとJazzやボサノヴァを聞きながら、リラックスしてブログなど書けていなかった。コレは、間違いない。

そのような巡り合わせに感謝しつつ、自分の部屋をStarbucks仕様にして、英検準一級の語彙問題を解けども、「15/25」という、英語講師としてあるまじき点数だった。言い訳をさせてもらえば、パソコンの画面越しにスラスラと解いたのが原因。とはいえ、TOEICは、書き込み禁止。英検の問題であれ、書き込みをせずとも解けなければ大恥である。

ただ、授業の鋭さは日増しに上がっており、その要因は、やはりオンラインの機材を使いこなしつつ、今までの長い経験を活かせているからだ。コレは、私の主治医がピカイチの腕前であることと同様、確実なことである。更なる言い訳をさせてもらえば、学力と指導力は違うのだということとなる。いや、それは完全なる【excuse】だ。申し訳ない。

時代は移り変わっている。超一流の予備校講師たちが、続々とYouTubeで、無償の動画をアップし、「この続きは有料版で」というお決まりのセールスをしている。もちろん、彼ら彼女らであっても、生活がかかっており、ギチギチのスケジュールを割いているわけだから、【有料動画】への誘導や、有料テキストの販売などは必要である。ただ、そんな有料版の授業やテキスト代であっても、私が受験生だった頃に、予備校に費やした金額に比べれば、まさに「スズメのナミダ」である。

しっかりとした授業に、雑談。さらに、編集が加わって、ほとんど無駄がない。雨にも負けず風にも負けず、1時間以上もの間、長蛇の列に並びながら、授業中に眠気と闘って授業を受けていた過去の自分が、こんな恵まれた時代を知ったら、タイムマシンに乗って、怒鳴り込んで来そうである。

ただ、『前々前世』から変わっていない古代の自分であれ、究極の健康法というのは、良質な睡眠である。こんな現世に生まれ、子孫も残せない状態の私が飲まなければならない眠り薬と気分の波を抑える薬を求めて、東京へ向かう。さらに、こんなコロ助が蔓延する時代。

それならば、平凡に1人で生きている私がしなければならないことといえば、良い授業をして、自分の教え子に、自分の【共育】のDNAをうけとってもらうことである。より良い授業展開を追求するほど、準備に時間がかかってしまう。これを、苦痛と感じない自分は、やはり、この業界が大好きなのだと思う。

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