思考力

熱気を吐くイーグル

とにかく寒い朝。アプリを見れば、今日は氷点下のスタートだったようで、クリスマスが月曜日という「メリーサザエさんブルー」を迎えている会社員は、何ともつらい朝となったはずだ。だからと言って、こちらはグースカ眠れていたということもなく、とにかく寒い。浅い睡眠状態の時に、色々と奇怪な動きをしてしまうという副作用覚悟の薬を服用中なのだが、なんか寒いからエアコンをつけていたけれど、一向に暖かくならない部屋に絶望していたような記憶もある。リモコンの電池まで交換していたくらいだから、その温風を求めていた自分が確かに存在していた訳で、起きてからも冷え込んでいる自分の最初の仕事は、エアコンを作動させることになってしまった。

半覚醒状態の自分であれ、覚醒状態の自分であれ、レム睡眠に突入してしまっているエアコンを叩き起こすことはできず、もうオーナーに連絡しようかと諦めつつ、使用しているエアコンの説明書をインターネットで調べ、手を尽くしたところで、やっと温かい風を吹き出してくれた。その作業だけだったらくじけていたかもしれないのだけれども、同時に、ルンバを作動させ、観葉植物がルンバと出会い頭事故を起こさないような位置に配置させ、水やりと日光浴をさせてあげた。どんどん色艶、形、大きさをプラスの方向へと成長させていく観葉植物は、気持ちを鎮めて眺めるには、とてもいい作用をもたらすみたいだ。

クリスマスが過ぎ去ろうということは、もう今年も1週間を切ったということだから、年内までに仕上げておかなければならないことを、完了させなければならない。続々と届いてくる「ふるさと納税」の返礼品も、全て宅配営業所で受け取っているので、もしかすると、まだ受け取っていない商品もあるかもしれない。もらえるものはとっとともらい、修理しなければ年越しできない室温になってしまうのであれば、エアコンの不調も今のうちに解決したい問題ではある。「毎日がお正月」なんて言ってみたら、ガハハと笑っていた床屋の店主には、何ヶ月かけて消費できるのか不明な量のリンゴをお裾分けし、生涯初となる「ヨーグルトメーカー」で、今朝の朝食の一品を作った。モノではなく、体験や経験、そして健康という資産に投資するということは、絶対に間違っていない。

今年買った、イーグルとフェザーのコンビネーションのシルバーアクセサリー。私が、大学生になりたての頃に、原宿の実店舗で長蛇の列ができるほどの大人気点があり、そのコレクションをしていた人が、メルカリで出品していたアイテムだった。このブランドに関しての「真偽」判定というのは、素人ではなかなか見分けにくいそうなのだが、かつての私ならば、購入価格の10倍だとしても、購入していただろうと思う。つまり、ブームがさって、20年以上経てば、私と同年代の人たちが、断捨離なのか飽きが来たのかわからないけれども、コレクションを手放していくというのが実情なのかもしれない。

一度、購入したネックレスの革紐が切れてしまった。だから、最寄りのシルバーショップのリペアを受けた。それでも、革というのは、徐々に細くなってしまうので、ビーズの部分を固定できなくなってスルスルブカブカになってしまう。だから、昨日、もうレザーとビーズで固定するのではなく、レザーとシルバーフックで固定することにした。これでもう、ネックレスそのものの位置がズレることはない。正直なところ、ジャケットを着るようになってからは、玄関のディスプレイと化してしまっていたが、今年中に蹴りをつけたかった問題でもあったので、この件についての問題も落着した。

エアコンを見上げると、貝殻のように、風向の部分が閉じてしまっていた。これは、少々大きな問題になりかねない。修理屋が年末年始に休みだったり、それを狙って値段を釣り上げられてしまうかもしれない。やはり、自分の身に降りかかる火の粉が、実生活に近ければ近いほど、その深刻さというのは、身に染みてわかるのだと思った。

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