コロナで、多くの人が貧困の中へと向かっている。もちろん私も、そのうちの一人ではあるが、私は独身であり、養うべきは「己」のみ。だから、お金はないにしろ、自由な時間というのは確保できていて、今日は午前中に一仕事終わらせ、妙な詐欺サイトのようなところに振り込みをしてしまったことを「消費生活センター」に伝えた。市役所の中に、消費生活センターがあるというのは、とても便利で、東京で、かつて私が詐欺に遭った時、センターは、自宅からかなり離れたところに位置していて、車も持てないほどの借金苦の中、ゼーゼーと息を切らせて自転車を走らせたものだ。書類一枚無くて、本当に涙が出るほど悔しい思いもした。完全なる黒歴史としか言いようがない。
「コロナ破綻」が急増し、住宅ローンの返済で困窮し、潰されそうになっている人々が多いようだ。私の兄も、そのうちの一人になると思うのだが、母が他界し、何年ぶりの再会かも分からない兄とは、あまり多くを語らないようにしている。私には妹もいるのだが、三者三様でいがみ合いがあり、こんな兄弟が協力して何かを成し遂げようというのは、無理。母の葬儀の後、四十九日の法要と、納骨が終わり次第、次に会うのは遠い先のことになるのだろう。ただ、葬儀などの手配がスムーズに行われたのは、他ならぬ兄のおかげであり、その点に関しては感謝している。今、iPhoneのショートメッセージの着信音が鳴ったが、母の遺骨の件などの暗い話になると思い、このブログを書き終えてからチェックしようと思う。
今日も、フライングブログ。この際、24時間以内の更新であれば、毎日更新としてカウントしても良いかと思っている。朝に書かなければならないという気負いが、その日のイニシャルパワーに大きな負荷をかけるようにもなってしまったし、ブログ全体の内容に合わせた画像を挿入して完成させるのも、かなりの労力が要る。ここ最近の挿絵なしのブログの見栄えも悪くないので、タイトルを決めてから、アイキャッチ画像だけくっつけて完成にしようかとも思う。あまりにも、ハードルを上げすぎて、全てがストップしてしまっては、元も子もない。確実にノルマをこなすためには、ある程度の柔軟性も必要だ。
今日もサーフィンに行った。やはり、海に入る回数が増えれば、いろいろなチャンスが転がっているもので、先日は、憧れの真木蔵人氏の波乗りを間近でみることもできたり、自分と同じ板を乗っている人に2回も会うことができた。今までは、トリビア的な動画を見たり、知識を広げるような有益な動画も見ていたが、最近では似たり寄ったりの気がして、サーフィンの動画を見入ってしまうことが多い。波に乗る際の足の入れ方、上達をするために「やってはいけない」こと。これらを見ていれば、私が、大学生の頃に雑誌で学んでいたことや、上級者から教わっていたことは、実はデタラメで、しっかりとしたセオリーに基づいた、物理学的な法則にも基づく、理路整然とした解説動画の説得力は強い。こんな有益な情報が、YouTubeで無料で見られるとは、なんて恵まれた時代になったのだろう。
上手いサーファーが無意識にやっていることを、私が実際に海の中で意識的にやることで、多くの波をキャッチできるようになり、今まで「スゴイ」とだけしか感じられず、追いつくことなど到底不可能だと思っていたようなレベルのサーファーでも、YouTubeで解説されている動画の動きを丁寧にやっているだけだと知る。こうなっていけば、サーフィン回のレベルだって、ボードの進歩も加われば、どんどんレベルが上がっていくに違いない。人類最強の「量子コンピュータ」に」ついて、それが「最強」であることはまず考えられず、日進月歩で進む科学技術の中、物質的な進歩の最先端を守り続けることは不可能。新幹線だって、F1のレーシングカーだって、今や最先端が塗り替えられ続けている。もっといえば、破ることなど考えられなかった、人間の走るスピードであっても同様だ。限界というのは、常にアップデートされ、そこに新しい付加価値があり、それを多くの人が利用して、その真価が発揮されるようになる。
では、アップデートされ続ける物体の変化の中で、人の感性というのは、変化していくものなのだろうか。例えば、結婚式の動画などを観ると、私はボロボロと泣いてしまうのだが、他の人から見たらそれは過度なようで、逆に、他の人が泣いている時に、自分は泣けなかったりもする。人間の感受性や多様性には、一定の決まりや法則などというものはないし、それがないからこそ、人間同士の心のもつれあいや、結びつきには、変化が伴うのであろうと思う。波に乗って、肩で息をしている時に、私に危害を与えた人間のことを考える余裕などないし、他界した母のことも、申し訳ないことだが思い出すことはない。この「熱中」とか「専念」とか「集中」という能力がある人間は、極度の喜怒哀楽から解放されていくのかもしれない。
ゆったりとしたジャズを聴きながら書く、朝のブログ。波乗りの後に、たらふく喰った後、残りは風呂に入って書く就寝前の夜のブログ。どのような違いがあるのかは、落ち着いてから読み直せば良い。とりあえずこの記事を明日の分の記事としよう。明日も良い波。忘れるために乗り続け、乗り続ければ忘れられるはずなのだ。