思考力

貯め、吐き出す

ヘトヘトスカスカのエネルギー切れを起こした身体に、気持ちばかり焦る自分は、とにかく気持ちだけが前へ進み、イライラばかりが募った。やはり、前回受診したときに処方された薬が合わない。病院へ行きたいと気持ちはソワソワするにせよ、千葉外房から、TOKYOの名医がいるSHIBUYAまで、なかなか時間を合わせて動くこともできない。ガマン比べに、病院の待合室で、予約「外」患者として待っていても良いが、受付のオネーちゃん達も困ってしまうだろう。

しかしながら、先ほど、やっとのことで「眠れた」のである。快挙だ。普通の人からしたら、浅くて短い良質とは言えない睡眠ではあるが、今のヘトヘトエンジンオイル真っ黒の睡眠状態の私からすれば、十分な睡眠だと言える。最近凝っている断捨離と掃除と洗濯で、同時並行していたドラム洗濯機の終了のブザーに叩き起こされなければ、もっと長く眠れていたかもしれない。とは言え、形だけは睡眠がとれたというだけで、ここまで気持ちが晴れやかになるとは思わなかった。

眠れたのは、明け方。陽が出る前までは、1ヶ月に一度の待ちに待った「粗大ゴミの日」だったので、断捨離で私と決別を余儀なくされた大きくて目方のある戦友たちを、ゴミ集積所という墓場まで夜な夜な持っていくことに明け暮れた。車がないので、戦友たちを抱えながら、別れの集積所と自宅を数回行き来した。今、私の部屋に、特段大きな不用品は無い。もしこのまま引っ越せと言われたら、軽トラ一台の最安値パックで引越しできる。これは、とても気分が良いことである。断捨離やミニマリストとなった人たちが、次々と思考を明瞭化させて、潔く前向きな生き方になって生まれ変わる気持ちがよくわかるものだ。

もちろん、私は究極のミニマリストになって、限りなく狭い部屋で生活を試みるつもりはなく、今の贅沢に広がっているフローリングスペースには、新しい冷蔵庫や電子レンジ、机などを置くことにする。ここで購入した物は、絶対必要経費として割り切って出費するべきアイテムだと思っている。どこかで思い切って使う力を出さなければ、苦行の生活だけを強いられることにもなってしまう。とてもとても生活に余裕があるとは言えないが、時間がある今のうちに、自分に不要なモノと、これからの生活のクオリティーを上げる物を揃えていかなくてはならない。そもそも、冷蔵庫とレンジが無いなどというのは、外食で身体を壊して、お金を垂れ流しにしているということを身をもって証明することにもなってしまう。

さて、そろそろ職安に行って職探しをしようか。先日買った筆ペンでイラストでも描こうか。年の瀬にゆとりが出てきて、良い調子だ。このまま年を越して、さらにゆとりのある暮らしをできれば良いと思っている。

-思考力