思考力

余りある手帳

会社員の頃とは、打って変わって、スカスカになった手帳。そんな手帳に、今日の一大イベントが書かれていた。あるイザコザで、弁護士をつけて示談をしようとしている問題があるのだが、その弁護士事務所まで、午前中に到着しなければならなかったのだ。そもそも、今は、起きた時間が「朝」という、ある意味では、贅沢極まりない生活なので、いざ待ち合わせ時間を決められるとなると、待ち合わせの時間に間に合うのかどうか不安になる。何せ、外房の電車は、一本乗り損ねると、最悪、30分近く待たされるのである。

なかなかどうして、起きたはいいが、眠気は残っている。今日はキャンセルにしようかと思うほど。ただ、こんな眠気ごときで、今回の示談の案件を流したくはない。意を決して布団から出て、いつものブラックコーヒーとブログは、お預けの状態で事務所に到着した。電車の中で、帰宅してからの疲労でブログ毎日更新が絶たれてしまうのではないかと不安になったが、今、午後の2時半時点で、ここまで記事を書き上げられているので、問題はなかろう。

それでは、弁護士事務所を後にした時の話をしよう。千葉の中心といえば、千葉駅となるのだろうが、その千葉駅で、私の住む外房線に乗り込もうとしたのだが、1分の誤差で電車に乗り遅れてしまったのだ。次は、40分後。最近は、生活費を切り詰めていたこともあったが、今日ばかりは贅沢してもバチは当たらないと思い、会社員の頃、1ヶ月に数回利用していたラーメン屋に立ち寄った。

そこは、人気店で、いつでも行列ができている。その最後尾に並んで、ラーメンを平らげたのだが、明らかに味が濃い。私は、会社員の時に、こんなに濃い味付けのモノを、バクバクと胃の中に流し込んでいたのだ。最近、YouTubeで、「〇〇を食べ続けた人の末路」のような動画を視聴するが、まさに、現代人の食欲を利用した商売は、健康とは程遠いモノであった。

災転じて福となすとは、よく言ったもので、会社員の時のせせこましい時間に追われた生活をしていたのであれば、私の身体は、今頃、ボロボロになっていたに違いない。なんやかんやで、ナマポになってしまったのだが、それはそれで、カラダには良かったのかもしれない。少なくとも、身体が崩壊してしまったら元も子もないのだから、私の現在のナマポ状態というのは、恵まれているのかもしれないと思った。さて、また節約生活の継続といこう。

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