二度目の「緊急事態宣言」が、そろそろ発令されそうだ。またもや「巣篭もり生活」が、強いられるようだ。かくゆう私は、最近の眠りの誘発を、過食することで招いている状態なので、昨年末から一気に体重が５キロほど増した。まぁ、夜中に眠れずにのたうち回っているより、お腹の出っ張りの許容範囲を広げて眠っている方が、精神的健康にも良かろうと考えている。
わずか数千年前の原始人は、常に飢餓状態で生活していて、少しでも脂ギトギトの食糧があれば、食いついて飢えを凌いでいたものだから、たった数千年後の現代人が、脂ギトギトの食べ物に対して、ヨダレダラダラになることは、歴史的・生物学的に仕方のないことである。そんなこんなで、私は、先ほどまで食べていた「マックフライポテト」のギトギト油の指で、マックのキーボードをテカテカにしている自分の食に対しての意識の低さの言い訳をしている。
それにしても、飲食関係のお仕事をされている方々の身も細るような気苦労は、計り知れないことだろう。私の職業は、コロナ禍で形態を変化させて、発展する機会が大いに見込まれているので、今後のビジネスの方向性にチャンスを見出せるが、外出自粛・時短営業などを強いられている飲食関係の方々は、今後の生き方そのものを、抜本から考え直さなければならない窮地に立たされている。政府のお偉いさんが、会食しながら外食産業にプレッシャーをかけているという、なんとも皮肉な状態。それでいて、学校は時差登校、今年から始まる「大学入試共通テスト」などは、半ば力尽くで実施されそう。感染経路は、外食だけなのだろうか。
原始人の食欲の溢れ出し方と、現代人のDNAを見事に見抜いたマクドナルドの「ドライブスルー」というシステムは、完全に現代人のココロを掴んで離さない、死神の手を持ち合わせている。巣篭もり生活の間の空腹感を満たすために、車から出ることなく、店舗に入ることなく、たっぷりと糖質と脂質を体内に取り入れることを可能にしている。おぉ、確信犯の完全犯罪が成立している。素晴らしいビジネスモデルだ。私も、何か真似できる側面があるのではなかろうか。「偏差値」という馬の鼻の前のニンジンをぶら下げることなく、「思考力」という、まさに人間が生まれながらにしてもつ最高の叡智を最高まで高めたいという本能を刺激できるようなシステム構築など。
お金がクルクル回るためには、ヒトの本能を刺激して、ヒトが目を回して倒れ込むようなシステムが必要だ。やがて、日本がベーシックインカムを取り入れなければならない日も、確実に来る。そんな時に、毎月の定額金を頼りに生きるのではなく、確実にお金を回せるような立場になっておかねばならない。だって、私、AIの奴隷の「指示待ちニンゲン」にはなりたくない。機械に面倒くさいことをやらせて、自分はその空いた時間を利用して、波乗り人生を謳歌したいから。