思考力

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マスコミも馬鹿ではない。むしろ、非常に賢いからこそ、視聴者を飽きさせぬよう、徹底的に不安を煽るような「ネガティブワード」を組み合わせたタイトルで、国民の意識を自分の方向へ向けさせる。正確な例えにならないかもしれないが、自分に注目が集まるように、大泣きしたり、デマを流したり、嘘をばら撒こうとする人たちとさほど変わらない。そのような人たちは、大人になりきれなかった大人であり、そのような幼稚な人たちが書く記事というのを、どこまでが信頼できるのかは、いささか疑問の残る話でもある。

昨日のコロナの新規感染者数は、1052人。これが、何を基準にしたものなのかは分からないし、死者数がどれほどいて、自宅待機しなければならない人の数が、どれだけいるのかを知りたいものである。これらの数字によって、現在、本当に危険な状態なのかどうかが分かる。ただ、確かに、コロナの感染者数は減ってきているのは事実なようで、もはや「コロナ慣れ」してしまった国民の関心ごとを変えなければ、新しい流れを作り出すことはできない。こうなってくると、やはり国民の意識の方向を考え、国民全体そのものが共通して関心がある分野に特化させるようになる。

総裁選挙で世代交代についての記事。やがて、派閥の終わりと世代間交代へと発展。そして、その経緯と現状を、専門家が「緊急生出演」で質疑応答する番組につながる。北の大統領が、南に対しての威嚇行為としての抑止力で、SLBMなるものを発射する。水中からミサイルが正確に飛んで、対象物を射抜くわけだから、とんでもない技術の進歩である。そのようなこととは無関係に、やはり、自民党総裁選のように、国民の意識というものは、国境を跨いだ情報に意識が飛んでいく。

このような現象は、人間が、ネガティブな情報に飛びつくという習性をうまく利用したものに他ならないことであるから、それに抗うことなどできない。そこを突っつくマスコミの手法は、新聞という紙媒体から、テレビへと変遷し、今では完全にリアルタイムでYouTubeやTwitter等のSNSで、国民一人一人が、知りたい情報を知ることができる時代だ。もちろん、批判されるだけの情報ばかりかといえば、全くそんなこともなく、現在、接近中の台風14号が、温帯低気圧に変わりつつも、引き続き注意が必要などという緊急を要する情報を入手できるわけだから、マスコミの情報は、完全に遮断するわけにもいかない。

「行動経済学」の分野では、人は広告で見たものを買ってしまうという心理的な動きを実証したが、今の時代、優秀な人ほどモノを買わなくなり、体験にお金を費やすようになっている。ベンツのゲレンデで都内の道を走るより、ゲレンデのような地方都市部で中古の軽を買うことの方が、ある意味ではリッチな買い物の方法である。モノの為に働くのか、はたまた、自分の中の心の豊かさを充実させる為に「体験」に投資するか。この2つしか選択肢がなく、一方しか引けないという状況で、積極的に体験を取れる人が、今後の優秀な人材となる。車を始め、ほとんどがレンタルの時代になり、もっともっとサブスクリプションの精度が浸透すれば、所有欲を満たすことが愚かなことだと気づける。

なぜ人は働くのだろうか。それは、人のために貢献できるからという理由でなければ、働く意味を見失っているとしか言いようがない。キレイゴトと言われて仕舞えばそれまでだが、やはり、誰かのために人が動き「働」区のであれば、その働きは、「労」うに値する働き方である。”FIRE”を目指して生きていく。私だってそうだ。ただ、FIRE達成後であっても、やはり仕事は続けたい。いや、続けなければウズウズしてしまう状態を作らなければ、それこそFIREを達成することなどできやしない。

仕事をするときに気をつけていること。それは、誰からの命令も受けず、自分のペースで完結できることだ。さらに、乱れがちな睡眠リズムと波打つ心に柔軟に対応することでもある。お勧めされたAIのYouTube動画は、”Elegant SUMMER JAZZ”であった。これからどんどん寒くなる中、やはり機械の判断に、甘さを感じている。ただ、機械が意思を持ち始め、自分たちの方が賢いと考え始めたら要注意。生かされてはいけない。生きることを能動的に行得る環境づくりができる自分を求めている。

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