思考力

美しい流れにつながる

「素直な努力は必ず報われる」

昨年度の標準クラスの授業中、常に言い続けてきた。特に、そのクラスでは、従来の従来の英語の読み方に固執し、私の方法論を頑なに拒絶していた生徒がいた。私のポリシーである「確たる基礎を固めて複利的に英語力を上げる」という英語力養成スケジュールを無視して突っ走っていった。

標準クラスはいえ、やはり英語に苦手意識を持っている生徒は少なくなく、やはり中学生には文頭から順繰りに和訳を当てはめていく方が効率的だと思い込んでいる講師が大半の中、高校受験突破後の英語学習につながる形での指導をしたく、【文型と品詞】の役割を考えた、英語を英語のルールで考えるという真の英語学習を身につけて欲しかった。

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そこまでの確たる基盤を作り上げる為には、授業だけでは勿論足りず、カリキュラム通りの宿題だけでも不十分。だから、私は【三角ロジック】というプリントを完成させて提出させることを追加課題として提出させていた。宿題用ノートを授業前に教卓の前の机に重ねさせて、生徒が小テストをしている間にチェックしていく。最初は全く形になっていない。しかし、骨の折れる作業だろうが、しっかりとやっていれば必ず力のつく学習になるということを強く主張していた。少し英語ができるというだけで天狗になり、自分のやり方に固執している者は、意地を張って答えだけ書いたノートを提出するだけ。

もちろん【三角ロジック】を作成してくる生徒だって多くいる。というより、天狗になっている者と、私の授業が同じことの繰り返しだと不満を言っている生徒を除いては、全員が三角ロジックを作成し、提出していた。

教え子が努力をしているのにもかかわらず、自分が【三角ロジック】を紹介しただけで終わりでは、失礼以外の何物でもない。私は、生徒に課した宿題の三角ロジックの見本を全て作成し、配布していた。除夜の鐘が鳴る頃、ほとんどの生徒が、三角ロジックの効果を心の底から実感してくれていた。私の考えや、課された三角ロジックの作成を拒絶した生徒は、授業を妨害したり、陰口を振り撒くこと以外できなくなっていた。ただ、効果を実感している周囲の教え子たちにとって、そのノイズは『オオカミ少年』の遠吠えに過ぎなかった。pastedGraphic_1.png苦しくても坂道を登り成長する

 

私は、日本の教育とともに、日本人の英語学習に対する考え方も見直さなければならないと強く感じている。そして、自身のYouTubeに【三角ロジック】の動画をアップし、その動画をTwitterでシェアした。すると、大学で英語を教えていらっしゃる方が、私のツイートに共感してくださった。その方のツイートを拝見すると、やはり論理的な考え方を非常に重要視している方で、1つ1つのツイートに「重み」があった。

一見すると回り道のように思われる方法でも、一度自分の中に取り入れて考える術を学ぶべきだと常々おもっている。特に、若い人たちにとっては。そして、私も妥協することなく自分の教えるスキルを上げていく。私の授業を受けてくれる人、私の考えを受け入れようとしてくれる人、そして何より自分を高めようと努力している人に言いたい。pastedGraphic_2.pngゴールが次の出発点になる

「素直な努力は必ず報われる」

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