思考力

涙の知らせ

 

Mac信者の片割れとなったのは、何年前になるのだか分からない。もともと、iPhoneを使っていて、そのままiPadに流れ、自社設立のためにメルカリで購入したのが、今、キーボードを弾いているMacBook。もしも、最初に購入したスマホが、Androidだったら、Windowsになっていたのかもしれない。一時期、surfaceを使っていた時のサポートも良かったし、それまでもWindowsだったのだから、その流れに乗っかって、Windowsも良かったはず。ただ、なんとなくオシャレという理由ばかりではなく、やはり“iCloud”で、自動的に、iPhone・iPad・Macが、仲良く同じデータを共有してくれている利便性からは、一生離れられないほどの心地よさを感じている。さすが、スティーブ・ジョブズといったところだ。優秀なスタッフが窓口のAppleCareサポートも充実しているので、Windowsのように、それぞれのメーカーの窓口がどこだか分からなくなるような、窓口の「たらい回し」になることもない。

日本では、Mac信者という心地イイ響きの中、Windowsが6年ぶりに更新し、“Windows 11”を発表。YouTubeでジャズを聴きながらブログを書くときに流すBGMは、Windowsだろうが、Macだろうが変わらないけど、マウスの使い勝手やMac専用のアプリを使っていれば、やはりMacから離れようという気にはならない。もちろん、仕事であっても、Macだからたくさん仕事の依頼が来るわけでもないし、もし、Windowsの方が仕事が舞い込んでくるのであれば、少しは、Windowsに浮気する事になるのかもしれない。だから、筋金入りの“Mac信者”ではないと言える。

いずれにせよ、Mac信者でありつつWindowsと不倫しようが、思いっきり浮気しようが、いかなる複雑な関係になろうが、仕事そのものが無くなってしまえば、収入源そのものがなくなってしまう事になる。昨日は、そんな悲しい知らせがあった。4月からオンラインで指導していた生徒から、授業の打ち切りの申し出があったという、塾長からのメールが来ていた。現役生ということもあり、やはり、授業の予習と復習の時間を十分に取ることができないというのが理由だった。これから夏休みに入るのだから、浪人生と同じ時間を確保できる大切な時間を、共に過ごせないというのは辛いものがある。やはり、自分の指導力にも、多いに問題があったのだと反省している。

そんなことは知らず、もっと授業を円滑に進められるよう、前月の収入以上の金額で、オンラインの機材を揃えたのだが、それを活用することなく、その生徒と授業ができなくなってしまったのだ。スムーズにオンラインで授業が進められるよう、4月からDIYした部屋。機材を増やし、豪華な設備投資をしていたので、非常に残念だ。ただ、サービスを提供する上で、こちらの機器の操作の不手際で授業が中断してしまったこともあるし、いわば「モニター」のような役回りをさせてしまったことも事実。その生徒の判断に対し、私が何ら引き止める筋合いもない。その生徒のこれからの健闘を祈るばかりであり、残り2回の授業で、教えられることは教え、せめて今後の学習意欲を掻き立てられるような状態で送り出してあげたいと思う。

フリーランスというのは、このような点で、とても不安定な立場。独身であるからこそできるようなもので、安全に資産確保できるには、それ相応の実力と忍耐力、時間、信頼などの多様な要素が必要となる。また、オンラインでの仕事というのは、一見すると通勤時間の削減などで効率的だと言えるが、やはり気持ちがいつの間にか離れてしまっている事に気付きにくい。私も、今回のような事態を避けるために、逐一、塾長には様子を伺ってはいたのだが、やはり本心までは汲みとれてはいなかった。本当に悔やむばかりだ。

SNSとリアルでのキャラのギャップなどをよく聞くし、マッチングアプリで待ち合わせた相手が、全く理想とかけ離れていたということも、よくあるみたいだ。自分の心の中に、出会いの「天気予報」があって、そこに過剰な期待が乗っかると、快晴の中で自分の心を部屋の中でジメジメ乾燥させる程度にとどまったり、逆に、短時間で心の中に「かなとこ雲」のような積乱雲が発生し、急激に心の洗濯物が水浸しになってしまうことだってある。これは、外的要因で心理状態が急変することと同じだ。

過去の報道から、その場所が危険だということを理解しながらも、山林へ突入して猛獣に襲われることもあれば、トレンドの報道に乗っけるために、基礎疾患のない人がコロナが原因で死亡したということ強調し、死因が明らかになっていない状態で報道されるニュースに、過剰に危険を感じて動けなくなってしまうこともある。自分の心の安定を保つために、あえて手放さなければならない不要な情報や、それで心の平安を得られる心の収納スペースを、常に整えられるシンプルな余白のある思考回路が必要なのだ。それが、今、最も必要な「情報断食」と言われる考え方なのである。

収益が高い企業の税金の未払いには、鷹の目で調査を入れる国税庁の職員たちが、夜の会食で、7人がコロナに感染。泣く泣く税金を納めている企業や国民は、怒りを通り超して、呆れて涙も枯れたと言わざるを得ない。これを、断食するというのは、かなり酷だが、やはり気分を害して、情報の食当たりをするくらいなら、耳を塞ぐしかない。私のように、住んでいる市に税金を滞納しているような、「納税の義務」を果たしきれていない者が、とやかくいう筋合いもないが、やはり、このようなジンブツには、早々に職を失っていただき、全国民への一律給付金の足しにしてもらうことを切に願う。

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