思考力

浮きながら得る

目が覚めて、なぜか「ピリッ」という音がしたような気がして、その音と共に、中学生の頃に遭っていた酷いイジメのことを思い出してしまった。相手の顔が、妙に鮮明に浮かび上がってきて、当時の恐怖というか、嫌な毎日の空気が漂ってしまったかのようだ。何やら、今日も言い1日にはならなさそうだ。昨日は昨日で、一日中引きこもりっぱなしで、自室から出るのが本当に億劫になってしまい、炎天下の中、スーパーに行って体力を消耗したら、そのまま寝込んでしまい、あとはフライングゴミ捨てに行くくらいだった。

コーヒーを飲んでみる。何やら眠気が飛んでしまうのではないかと、とてももったいない気持ちになる。覚醒作用があるのならば、二度寝する眠気も吹っ飛んでしまうわけだから、昨日一昨日は、飲まずにいた。とはいえ、二度寝できたわけではない。ここのところ、自分の住む場所を含め、何も決まらない焦りからか、何かにつけて落ち着きがなくなってしまい、それが強いエンジンブレーキとなって、自分のやる気が削げてしまっている。こんなダラダラとした愚痴を書き連ねていたところで、これを読んでいる人は、良い加減にイヤになってしまうだろう。

今日も、カタツムリのように、殻に閉じこもっていようか。ボサボサに伸びた髪。剃り残しの髭。汗臭い体。別に誰に会うというわけでもない。このまま横になっていよう。そうなってくると、やはり今淹れたコーヒーに対して、もったいないという気持ちが湧いてくる。今日も、何かくだらない1日になってしまうようだ。ただ、くだらない1日が悪いというわけでもなく、人生の中の平穏な海上を漂っていると考えれば良い。何事も考えようだ。今日も、殻に閉じこもりつつ、プカプカと海面を漂っていようか。

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