思考力

暑中に尽くす

今日は、世間では休日なので、鬱陶しい月曜日からは解放されているはず。昨日の『サザエさん』だって、ゆっくりと寛ぎながら観られたのではないだろうか。とはいえ、この酷暑の中、無理にでも休日を楽しもうと思えば、熱中症の心配は高まる一方で、結局は家の中で過ごすことになる家庭も多くなるのかもしれない。寒さというのは、厚着をしてしのげるが、暑さというのは、裸になったとしても耐えられないだから、ここは黙ってエアコンのそばから離れない方が得策と言える。

私に関しては、最近では、なかなか起きるのが困難で、まるで冬の朝に無理やり目を醒さなければいけないかのような眠気がある。もちろん、自分はニートだから、誰に何の文句を言われる筋合いもなく、この世の極楽とも言える「二度寝」ができるわけだが、根本的な原因を考えれば、やはり、今服用している薬が身体に残っているような感覚があり、これに関しては、主治医の指示のもと、薬の配合を変えていく必要がある。この小さな薬の調整というのも、医師と私の共同作業なので、慎重に行わなければならない。だから、東京に引っ越すというのは、急な体調の変化に対応するという点においても、正解だったと思う。

現在、引っ越し業者の選定を行っているのだが、やはりこの業界もボッタクリの多発する世界であり、薬の選定と同じくらいに慎重にしなければ、大きな損害を受けるとになる。世の中、自分の利益の獲得ばかりを狙っている輩も多く、自分の仕事にプライドを持てないような不成者も多い。現在仕事にあぶれている私とはいえ、やはり自分の仕事には誠心誠意尽くすのが大切だと思っていて、時間外の労働であれ、自分の満足のいく仕事を相手に提供しなければならないと思っている。このような考え方で、今まで何回も自滅してきたとはいえ、英語講師としてのプライドが、妥協という人生を腐らせる悪者を排除していくのだ。

それにしても暑い。たった今、スマホが鳴って、引っ越し業者からのしつこい営業メール。暑さに拍車をかけるかのようだ。こんな炎天下の中、大きな家具などを運ぶというのは、とても大変なことだとは思うが、やはり自分の仕事に責任を持ちつつ、相手のことを心の底から思いやれるような気持ちは大切にしてもらいたいと思う。自分が相手にしてあげたことと同じ水準を、相手に求めるというのは少し理不尽なのかもしれないが、やはり自分の仕事に責任を持ち続けるというのは、どんな場合であれ欠かしてはいけないことだと思う。こんな考え方をするのは、甘いのだろうか。ここは個人の自由に委ねられるのであろうが、やはり自分は、損得勘定なく相手に尽くす行為というのを忘れたくないと思っている。

-思考力