思考力

整形に急ぐ

毎日綴るブログ。そこに、もはや意味を見いだせていない。だからと言って、もう金輪際記事を書くことを辞めようなどと思わないし、むしろ、今の自分からこの文章を書くという神聖な行為を奪ってしまったのならば、果たして何が残るのだというのか。今日は、病院へ行き、切開すべき患部のシコリと腫れが引いていたので、もうこのまま放置で良さそうだという診断だった。やはり、自分の体にメスを入れるということは、本当にリスクが伴う。良かれ悪かれ、自分の体の一部を切除するということは、なんらかを失うということなので、慎重な判断が必要となる。東京の病院へ2回、千葉の病院で2回の診察の結果だから、自分としても落ち着いて診断結果を受け入れることができた。

部屋の中がどんどんシンプルになっていく。これもまた「切除」という意味で、身体の一部や体内の膿を放出するのと同じで、停滞する家具や空気の中では、開運はめぐってこない。だから、使えるべきアイテムをフル活用しつつ、それでも思うように機能しなかった物、もはや床を占有しているだけの物は、今日、リサイクルショップに行きつつ、粗大ゴミとしても出してしまった。とはいえ、出した量としてはとても少なく、そもそもの持ち物が少ないということもあり、もう断捨離のレベルから、掃除、果ては「磨き上げる」という領域にまで達したのかも知れない。これから、まだ「ふるさと納税」の返礼品で、数個の置物や、大きな観葉植物などが届く予定になっているのだが、これを迎え入れるためのスペースも広く取っておきたいところなので、開いたスペースには何も置かず、とにかくピカピカに磨き上げることにしよう。

病院が終わってから、海岸まで行って、いつも通りのスケボーの練習。今、夢中になっている自分の意思とは無関係にスッ飛んで行ってしまう相棒2本の取り扱いが、まだまだ不得手で、自撮り動画を撮ったところで、全く自分のイメージのラインに沿っていない。世の中便利になったもので、自分の動画をチェックした後に、そのままYouTubeで海外のサーファーが、同じスケボーを乗りこなしている動画を観れば、自分がいかに下手であるかが明白に分かってしまう。ここで、諦めてしまうか、ここにこそサーフィン用のスケボーの新天地である「ブルーオーシャン」を見出せるかに分かれてくる。自分は見栄っ張りの目立ちたがり屋なので、どうしてもこのようなヤンチャな板に魅了されてしまう。言うなれば、みんなからチヤホヤされ過ぎて、もう誰の手にも届かない美人を追い求めているような感じだ。

その後、電動ドライバーとドリルを買った。この「美人」を、さらに改良して整形手術をしてやって、さらに乗りにくくしてやろうと思っている。ここまでくると、またスケボーの変態度数がアップしてしまう。もう、その板に与えられたデフォルトの穴の位置では飽き足らず、自分の思うベストの位置に、穴を開けてしまおうというのだ。板の立場からすれば、こんな場所に足を置かれたら、自分のパフォーマンスが落ちてしまうと文句を言われそうだが、自分の思い通りのラインを追求するためには、如何様にでも整形手術を受けてもらう他はない。

雨が続いていた。そして、今日は寒かったけど、快晴の空のもとで滑っていた。日が落ちるのが遅くなり、少し長く練習できている。行き帰りのYouTubeの耳学だって欠かしていない。これならば、自分の中の理想の生き方で生活できているわけであり、くだらないブランド物のアイテムになど興味が湧くはずもない。釣りの防寒具のズボンに、電熱のインナーダウン、その上に古着のフリース。これで滑っていれば、寒さとも無縁のスケボーライフとなる。体重計のメモリは、無情にも増えて行っているが、スケボー への情熱が消えなければそれで良いと思うようにしているのだ。

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