思考力

可否と不可避の狭間

大型の台風が、2つも日本列島に近づいてきており、ひとつはすでに九州地方に甚大な被害をもたらせている。もうひとつは、このお盆期間に関東地域を、モロに直撃する進路をたどっている。こんな状況をみて興奮するのは、サーファーという異次元世界にいる人くらいで、なかなか今回の台風は、大きな被害をもたらせてしまいそうである。年中ヒマを持て余している私にとって、お盆休みという概念はないのだが、一般の人たちにとって、このような長期休みに自然災害によってもたらされる不可避な予定休止というのは、とても辛いものであろう。

今日も快晴。これが、涼しげな空気の中なのであれば、とても歓迎すべきなのであろうが、朝の時間帯であれ、ジリジリと日光が降り注出いるような状況では、真夏の太陽を歓迎するわけにはいかない。よく思うことだが、寒さというのは衣服を着ることで防寒できるが、暑さだけは、身体の皮膚を脱げるわけもないのだから、避けることはできず、やはり夏の猛暑というのは、人間にとって生活に支障が多くでてしまう。それに、地球温暖化というワードが当然のように叫ばれるというか、もはや当たり前になってしまっていて、この夏の異常な状況をもはや止める術はないようだ。

気温も物価も勢いよく上昇し、日本人の元気は皮肉にも急速に冷え上がってきている。これまた間違いないことだが、日本人が富裕層とそうでない層に分裂することも間違いなく、このままでは今までに予想もできなかったような治安が悪くなって引き起こされる事故も増えていくと思う。そんな中で、予測不能な自然災害が起こってしまったら、この国はもはや再起不能になってしまう。朝っぱらから、いつの間にかこんな縁起でもないような内容の記事を書くことになってしまったが、私の考えは当たり前のように予測できるし、みながいうに言えないことでもある筈だ。わざわざ口にするようなことでもないと言えばないのかもしれないが。

昨年は、自転車で転倒して生死を彷徨った。今年は、車に乗って何かしらの事故でも起こさないか不安だ。ただ、何も挑戦しないところから、安全や幸福というのは生まれないのだから、リスクをとって前に動くことそのものは、もはやリスクとは言えないほどの「チャレンジ」であり、「チャンス」なのだ。そんな気持ちは決して忘れることはせず、不安要素をかき消すくらいの行動力をもって生きていくことは、とても大切なのだと思うべきなのだ。

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