思考力

スペシャリストの依存先

やはり、ジリジリと体内時計は夜の方へと進んでしまっている。ただ、最近の睡眠研究では、DNAレベルで、朝方と夜型が決まっているようだから、その体質を覆すようなことをしても、伊万里いい結果は訪れないとも言われ始めている。ノーベル賞候補の日本の睡眠学者が言っていることだし、大きく間違っていることもなさそうだ。そうなってくると、やはり若い頃から朝が苦手だった自分は、無理やり学校に行くということを繰り返していたのだから、自分の体質とは逆の生活をしていたわけなので、その点に関しては不利だったとも言えよう。

今、淹れたてのコーヒーをすすりながら記事を書いている。最近は、夕方に書いたり、寝る前に書いていることが多かったのか、このようにリラックスしながら美味しいコーヒーを飲む機会がなかった。天気は曇り。ルンバは充電ステーションに戻っていて、電装歯ブラシを使って歯磨きをして、口内がすっきりしている。サーキュレーターは24時間フル稼働で、全ての窓と玄関のドアを開けて、空気を入れ換えている。不調続きの加湿器も、最近ではヘソを曲げることは少なくなり、部屋を加湿していくれている。ここ半年で、様々な生活快適グッツが増えた。それだけに、昨日請求された電気代には、かなりのショックを受けたことも事実だ。

仮に、エアコンを稼働させずに、ダウンジャケットをはじめとした衣類にくるまりながら就寝して、サーキュレーターも廻さずにいれば、大きく消費電力をカットできるのかもしれない。ただ、仮にそれを実行して、喉を痛めたり風邪をひいてしまったのであれば、それは治療費がかかり、さらに生活に支障が出たりしてしまえば、生活満足度は大きく下がってしまう。だから、今の快適生活の水準を落とそうとは思わない。その分、くだらない物を買わない努力をしていればいい。そう割り切ってしまえば、自分の囲まれている生活環境に満足することができる。

そんなフレッシュな部屋の中で、観葉植物を日光浴させている。我先に葉を茂らせている鉢もあれば、枯れ果てて別れを遂げた植物もあり、その鉢はエンプティー状態なので、なかなか寂しく目に映る。カタツムリの殻だけが残されてしまっているようで、悲しい気持ちにもなってしまう。車には、常時スケボー が三台積まれている。週末には、もう一台仲間が増える。この新加入のスケボーは、使用するものというよりは、パーツ取りの物になる予定なので、おそらく今の三台の板のパーツと置き換わるだけになってしまうかもしれない。

これほどまでにスケボーにハマってしまうと、もはや夜中にスケボー動画を観てしまえば、興奮状態を抑え切ることはできず、睡眠の大敵である「スマホをいじりながらの寝落ち」をしてしまう。もちろん悪いことと思いつつ、くそ真面目に生活することもなかろうという気持ちが先行していて、スケボーと自分の関わり方が、自然な状態を通りこして、共依存の関係になってしまっている。でも、夢中になれる対象があることは、生活を豊かにしてくれることは確かであり、自分nにとっての相棒が、この先ずっと同じなのであれば、それと付き合う期間がどんどん長くなって、自分にとって欠かせない関係ができる。その頃、誰かから見たら、自分と板との関係が信じられないほど強くなっていることがわかり、異常とまで感じられてしまうかもしれない。その段階まできたら、その分野は、趣味ではなく、専門の分野に達するのだと思う。昨日書いた記事とは逆で、短い期間で成果を得られないことを知り、生活に密接に関わってくるほどにのめり込めば、自分のことを「専門家」と自負できるほどの領域に達するのだと思うのだ。

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