思考力

結果の後ろ側

全く実りもなく、誰と実際に出会ったわけでもない「マッチングアプリ」のチケットが切れた。昨日は、実際に通話できた人がいたのだけれども、制限時間がないと、逆に盛り上がらなかったし、チャットだけのつながりだった人も、なんのことか、言い寄って来るという男二人がいて、そちらとの付き合いをすると言っていた。登録当初は、右も左もわからず、今考えるとあまりにも高額なチケットを買い続け、最初のチャットのお相手のほとんどが詐欺か高額投資の話となる。モリモリに盛った「峰不二子ちゃん」のプロフィール写真を加工すれば、今はど素人であっても、美人なお見合い写真となる。

振り返って見て、やはり男性側のみが課金して、女性は無料で進んでいくというマッチングアプリには、大きく首を傾げるところが多く、そもそも、そんな詐欺師のプロフィールに「イイね」をしたら、チケットの1ポイントが消えていくわけだから、サイトそのものの運営に、大きな問題があるのではないだろうか。今の時代、このような媒介を通して出会いを作るのが普通となりつつあるようだが、そこに否定的な目を向けてしまえば、キャッシュレス決済を断固として拒絶する高齢者のような扱いを受けてしまうのかもしれない。

今日は、役所で大きな手続きがあり、その後、最近はスケボー よりもはるかに興味津々になった、インテリアや風水などの開運グッツを購入しに、千葉の都市部まで電車で行って見た。ちょうど、今使っている最高のマットレスを購入した高級なデパートの中での買い物だったので、ウィンドウショッピングだけでも、大きくテンションが上がった。やはり、ネットで値段や品質や口コミを比較して、ポチッとするのは手軽なのだけれども、実際の現場で、さらに実物を手に取って感謝雨するというのは、とても良い知的好奇心や芸術性を昂らせてくれるものだ。相場的には高額ではないと思うけれども、自分にとっては、かなり高額の領域のオブジェを数点買って帰ってきた。

帰りの電車では腹ペコだ。ブラック企業に勤めていたときには、こんなショッピングの気軽な1日よりよっぽど苦しくて、辛い日々を過ごし、腹ペコで大盛りのコンビニ弁当をどか食いしていたのだから、考えるだけで、健康にとって害悪でしかない。結局、結果としては、「ウィルス性肺炎」による自主退社だったし、それは事実なのだけれども、今考えると、なんらかの運気が自分を、あの会社から引き離してくれたのかもしれないと考えられるようにもなった。そもそも、ブラック企業で働いていたときに、本当に辛い時期は、毎晩泣いていた期間もあったし、それこそ退職してからも、調子の悪い期間は、毎晩泣いていた。そんなどん底状態であっても、這いつくばるようにして労基に行って、ことの詳細を丁寧に話し、結局、給与の未払いや残業手当等が支払われていないことが発覚したわけだから、やはり何らかの見えない力が、自分を守ってくれたのだと思う以外ない。

最寄りの駅まで車で行く。駐車場に車を停めて、駅へ向かえば、その企業の看板がデカデカと目に入って来る。ホームからも丸見えだ。四十年以上の歴史があるだとかなんだとか言っているが、その間にずっと残業手当などを未払いだったのだから、それを元従業員全員が訴えでたら、果たしてそのデカデカとした看板は、ビルの壁に貼り続けていられるのだろうか。そのライバルである企業が、そのブラック企業会社と同じビルに入り、同じ壁に看板を貼った。この看板の面積の大きさに比例して、こちらを苦しめたブラック企業が消滅することを祈るばかりだ。因果応報。善因善果、悪因悪果。これは、仏教の考えだけれども、やはり自分でやった行いというのは、必ずなんらかの形で自分に降りかかって来るわけで、そう言った意味においても、自分の行動には、常に気を張っておかねばならない。

腹ペコのまま帰宅することに耐えられず、帰り道の牛丼屋で、大盛りのハンバーグ定食を平らげた。それにしても、味が濃い。自炊を心がけていると、それがとてもよく分かる。でも、ブラック企業で勤務していた時の、唯一のストレス解消ほうが、「深夜のドカ食い」だったのだから、仮に、射目でもそこに勤務し続けていたら、絶対に人生ブラックだ。確かに、頭蓋骨骨折で生死を彷徨ったこともあったが、今は、よろしくやっている。それならば、やはり、さらに強力な風水パワーを手に入れるために、部屋の運気を整えていこうと思うのだ。

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