思考力

台風の中のワンコ

 

久しぶりに長く眠れた。ただ、いつもの眠剤に加えて、コンビニのお菓子をたっぷりと食べるという、けっこう無茶なやり方で眠った。目が覚めると、ベッド周りは、お菓子の袋が散らかっていて、スナックの破片がバラ撒かれていた。俗に言う「夢遊病」というか「夢遊食」。久しぶりにやってしまった。でも、毎晩このような「愚」が続かなければ、あまり問題ないのかと思っている。眠れない自分に、ある程度質は低いが、ひとつ贈り物をしてあげたような感じだ。

ここ数日、睡眠BGMの効果を再認識している。ここのところずっと、就寝時まで、人気YouTuberの語りや、講演会の演説や坊さんの説法などを聴いて眠りの世界へと自分自身を誘っていたのだが、やはりどこかで自分が緊張していたようで、元々睡眠用に作られている睡眠BGMの効果をさらに強く感じるようになった。別に、眠る時まで情報を吸収する必要もなかったのだ。どうせ、プロの語り手の主張などというのは、どこかで屁理屈が混ざっていて、その窮屈な理屈のごまかしが面白かったりするだけなのである。緊張して眠りに影響するのは当然だ。

頭の良い人や、優れた仕事が絶対にやらないこととして、睡眠を蔑ろにすることである。そもそも、税金ノーガードで搾取され放題の会社員は、残業などしないで、これからの副業や独立のことを考え、とっとと体調管理のために眠りに時間を費やした方がいい。眠りは味方だ。残業を強制させられたり、副業を止めたりするような会社は、今はブラックでしかない。一目散に逃げるべきだ。会社を辞めたところで、雇用保険を使えば、マックス2年近くは生活防衛資金は手にすることだってできる。具体策は十分ある。

人生で無駄なことというのは、社会の流れに逆行するような「痩せ我慢」でもある。それは、先の話で言えば、睡眠時間をゴリゴリ削ることを美徳とするような生き方。これは、真っ先に止めるべきだ。お金をある程度稼いだのであれば、欲望に優先順位をつけ、閉めるところを閉めたのであれば、新しい自分のステージを開拓しなければならない。そうでなければ幸せな人生など送れようもない。かつての非常識な成功法則が、今やスタンダードになっている。それは、社会のスタンダードが、日を重ねるごとにアップデートされているのだから、当然の流れなのである。

アメリカの生活のアップデートされたスタンダードというのは、2〜3年で、日本に到来する。すると、やはりシフトしていく自分への流れは、アメリカ人の多くが”FIRE”を目指しているのと同じようになる。つまり、あと数年後に、先行きの見えないようなブラック企業にしがみついていれば、そのような穴の開いた船もろとも沈んでしまうということになるのだ。自分が水没しないように努力するのは、生き抜く上で欠かせないことである。少なくとも、人生を生き抜く「遠泳力」がある人以外は。

私は、台風の暴風域で船が転覆したら「犬かき」もできない泳力なので、自分のこのサイトのブログを今日もコツコツ更新するだけ。今は、そんな種を撒くことだけに集中する。やがて収穫の時が来ると信じているので。

 

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