思考力

好きな負荷を背負う

日本では、ある意味で「タブー」とされていたような、金融の知識を未成年のうちから、学校教育に採り入れるという動きが出た。かつては、お金は必要悪であり、お金を追い求める事は卑しい事だと言われ続けていたが、税金の問題や年金の問題、投資のやり方などに、あまりにも日本人が無知なことから始まった動きだと思う。

その動きそのものは正しいと言える。そして、さらに、お金というものが、どのように人間の中で動かなければならないのか。特に、若い世代に考えてもらわなければならない。自分ばかりではなく大切な人が経済的なピンチを迎えている時に、なんだかんだ言って必要となるものは「お金」であり、何か大きなプランを達成するために必要なものも「お金」である。だから、お金そのものを否定するという事は、生きる上での努力を放棄する事に他ならない。

では、お金がかからない「悩み」とはなんだろうか。人はなぜ生きるのか。なぜ右という存在があるのか。引力に逆らい続けると人はどう狂うのか。どれも、哲学的な悩みにつながる。なんとも切れ味の悪い問題しか残らない。そう言った意味においても、お金というツールは、生きる上での起爆剤になるという事は、間違い無いといえよう。ある意味では、お金さえあれば解決できる問題というのが、世の中にはゴロゴロと転がっているので、そのお金をゲットすることを、生活の基盤として考えるべきだとも言える。

では、その「お金」を稼ぐためには、労働という切り離せない負荷がかかるわけだが、これは、どんなに屁理屈を言われようが、自分の好きなことを仕事にしなければならないというのが、私の考えだ。多くのインフルエンサーたちは、この考え方に否定的で、好きなことを仕事にするなという人が多数である。でも、でもでも、やはり私は、この「好きなことを仕事に」という信念を曲げられない。この考え方を曲げて、1.5倍で稼ぐスピードが上がるとしてもだ。

11年連続で人口が減り続けている日本の中で、日本人のお金に対する見方が変化している。そして、今までの労働に対する考え方も大きく見直さなければならない時なのかもしれない。いや、きっとそうだ。みんなが、最短最速でお金が増える方法を考え出している。時代は、”5G”と共に、第4次産業革命へと向かっている。パソコンひとつで、自分の会社を企業できる時代。文章を書くことが好きで、人にものを教えることが好き。そうなってくると、思考力養成予備校の代表としての私の活動は、まだまだ続いていくのである。

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