思考力

緩い強風に舞う

介入してくる。これは、フラッシュバックでかなり症状が進んでくると起こる現象らしいのだが、もはや悪夢として当時の記憶が想起されたり、当時のトラウマがさらに発展して生じる。今朝、夢の中でそれが起こってしまい、もはや自分の意思ではコントロール不能な「夢」という世界にまで悪影響が及んでしまった。まだ残眠感があったので、再び寝落ちできたから、ショックは軽減されたのだけれども、症状が改善されていなくて、悪化しているということを知ってしまえば、朝っぱらから気分は沈んでしまうものだ。

起きると、胸から喉の辺りが痛む。加湿器もサーキュレーターもフル稼働の状態だったのだけれども、このような呼吸器系の異常の症状が出てしまうということは、やはり心身が弱っていることなのかもしれない。症状をこじらせないためにも、ルンバを作動させたいところだが、スケボーをやりすぎているせいで前屈みにさることが苦痛になり、床のモノを上に上げる気力もない。そのまま起きて今、記事を作成している。

本当は、朝に記事を書くことはやめていたのだけれども、明日は精神科の受診があるので、今晩、フライングブログを書いて帳尻を合わせたかったので、第一弾のブログを、朝書いてしまうことをした。そんな朝は、とても強い風だ。アップルウォッチも、強風と表示されていて、部屋の至る窓を開けているのだけれども、カーテンは全て嵐の中の船の帆のような動きをしている。それなのに、空気は暖かく、本当に十二月なのかを疑う。来週には、グッと冷え込むみたいだけれど、今年の異常な暑さを考えても、地球温暖化が進んでいると考えても、おかしな話ではないのだろう。もはや、時間は経過していて、地球も同じように進行性の病に侵されているのだ。

心の傷。かつて、中学生の時だけれども、ひどいいじめに遭っていた。毎日が苦痛を通りこして、感覚が麻痺してしまっていた。痛みを感じないというか、虐められている自分に落ち度があるのだから、虐められても仕方がないという、まるでDVを受けているのに、気付かない被害者のようだった。そんな思春期の思い出が蘇ってくるのだから、今の心の傷が消え失せてくれないのは当然なのだと思う。どんなに体を鍛えても、どんなに精神鍛錬をしたとしても、根本からの性格というのを変えることはできないという絶望感のようなものもあるし、今後もトラウマとなってしまうような出来事が、どんどん起こってくるのだと思うと、生きることに前向きになれない。この事実は、本当に悲しい。

今、床屋の予約を入れた。床屋の予約なんて、千円カットが主流となっている今、なかなかないと思う。それでも、予約は3時間後になってしまったり、その日の予約が埋まっていたりする。店主の人柄なのだと思う。お喋りな人ではない。ただ、話を投げてからの返答が、とても正確で、これまたこちらが予想もしなかったような答えが返ってきたりもする。そんな店主の対応に、多くお客さんが集まってくるのだろう。それが事実。私には、何か人を惹きつけられる魅力はあるのだろうか。昔は、確実にあったと思うけれども、それがどこかのタイミングで、徐々に失われてしまった。それを取り返すことはなかなか困難なんだと思う。それでも、この温暖化が進んでいる地球で生命が尽きてしまうのだから、何かしらの自分の魅力を探しに再出発することは、チャンス以外何物でもないと思うのだ。

-思考力