思考力

流れを受け流す

真冬フル装備で就寝して、今目が覚めた。今朝は、予報通り雨が降っていて、気温も低い。いつもは窓を開けるが、こんな日はカーテンを開けるだけ。今季2回目の暖房をつけ、相変わらずの真冬フル装備のダウンジャケットを着込んで記事を書いている。アプリの予報では、来週などは20度に届かない日もあり、本格的に秋を感じ、なおかつ冬に足を踏み入れてしまうのかもしれない。つい先日までは、暑さでうだるような気温なのに、こうやって一気に気温が下がると、肉体的にも精神的にも、なかなか厄介なモードに突入してしまう。

昨晩は、ひどいフラッシュバックで、なかなか寝付くことができず、苦しい入眠になってしまった。さらに、最近の日中の眠気は強く、こんなに眠かったのに、どうして夜は眠れなくなってしまうのかと、とても皮肉に感じてしまうばかり。小学生の頃から、朝はあんなに起きるのが辛いのに、どうして夜は眠気が来ないのだろうかと不思議に思っていたが、やはり寝付けないというのは、本当に辛い。しかも、これに関しては「眠れないなら寝なきゃいい」といった訳の分からぬデリカシーのない根性論を語られてしまうことも多いので、誰にも打ち明けられないことも多い。これに関しては、決して本人が弱いわけではなく、むしろ自分と向き合い続けて自分を見失ってしまっているという苦しみなのだから、当事者はとても強い人なのだ。

精神を落ち着けたい気持ちが強くなると、坊さんの説法を聞きたくなる。相談者に対して親身になって答えてくれる動画などをこぞって観ている。すると、オススメされる動画は、似たり寄ったりの動画のサムネイルで溢れる。もちろんこのような動画は、とても有益なので、再生していると落ち着く気持ちになるし、ただの娯楽だけを求めるような切な的なエンタメ動画よりもよっぽどマシな時間をつかえたと思う。ただ、やはりそのような動画を見たり聞いたりして、鑑賞的なことばかり考えるのではなく、より具体的なアクションプランを考えられるような動画を、数多く視聴するようになった。

株や投資などの動画に関しては、やはり過去の値動きを考えるのも大切だし、そこから未来への数字の伸び方を予想するなどの要素が含まれてくるのだから、立ち止まったり、振り返るばかりにはならず、必ずそこには未来を見据えなければならないという意味での前向きな姿勢になる。こういう経済の動画を考えるときには、やはり世界情勢とシンクロしているお金の流れを真剣に考えるわけだから、未来の公開経路を考えるための良いエンジンスタートを切れる。気持ちを前向きにするために、決して強制的ではない自発的な行動を取れるというメリットが多く含まれているのだ。

既発のことに対して思いを巡らせることは、極論するとシンプルなことだ。後付けをすることだってできるし、ある出来事が起こってしまったということに対して、今の自分にとって云々カンヌンではなく、消えぬアクシデントなのだから。ただ、未来に関しては、あまりにも不確定要素が強いわけなのだから、確たる自分を作り上げ、これからの動きを確実にするために、未来の動向を見据えるという視点が必要になってくる。だから、「今」が充実しているのか否かというのは、未来を見据える目が正確であるかどうかにかかっているといっても良い。

確かに、フラッシュバックというのは、今の自分にとって、とても辛い現実だ。そして、このような状況に対して、自分がいかに苦しまないようにするかを考えるというのも得策である。ただ、そこにばかり囚われてしまい、次々と流れ込んでくる情報や経済の流れに溺れてしまうのであれば、やはりその流れてきた渦に巻き込まれながら、さらなるトラウマが刻まれてしまうことになりかねない。だから、過去は過去だということをある程度までは切り離して考え、今の自分がこれからいかにして過去を抱えながら生きていけるのかを考えるということは、とても大切になると思うのだ。

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