思考力

あやとり

一昨日の夜、フライングブログを書いて、そのまま寝ようとした。なぜか、心に余裕ができたので、大学の親友LINEをしたら、すぐに電話がかかってきた。私と同じ職種の最前線で戦っている友人。そんな彼との話は、どれも興味深く、日付を跨いで、2時間程度もの間、話し込んでしまった。かれこれ、2時間も人間と話をするなどというのは、最近の自分の生活には、ありえないこと。大体、「レジ袋はどうなさいますか」「けっこうです」。これくらいの「合図」しか、口から発する日が、ほとんどだったのだから。

そのようなわけで、気持ちも前向きになり、今の自分に決定的に足りていないものが、やはり「お金」であり、逆にいうと、それ以外には、何一つ不自由していないということが分かった。消費者金融からの心臓が止まりかけるような電話。一括返済を求められるような督促。郵便受けに書類が入っている時の恐怖。やはり、このような中で、幸せで平和な人生は、なかなか過ごしようがない。ただ、自分の失敗で作ってしまった借金であるのだから、自分の力で返済していく他はない。

昨日、そんなプレッシャーから、一時的に解放される「作業」を知った。今まで、腰を据えて練習したことがない、釣り糸の結び方である。せっかちゆえ、しっかりと針と糸が結べていない状態で釣りをするので、ラインブレイクではなく、結び目から解けてしまうという失態をよくしていた。それを回避する為に、針結びのマシーンで結んでいたのだが、やはり、人間の細かな指の作業には劣るようで、上手く結べていないこともしばしば。だから、この際、自分の指で、現場で仕掛けをスルスルと結べるような技術を習得したいと思った。

人は、何かにつけて、苦しい局面に出会すと、必ず立ちすくんでしまう。私だってそうだ。しかしながら、自分の中で、一時的であっても、それより集中できることをしていれば、必ず自分の中に、雑念というか、煩悩と言われるものが、一時的にではあるが消え失せることだってある。それは、今後の具体的な解決策につながることだってあり得るのかもしれない。

明後日は、牛丼屋のバイトの面接だ。ああだこうだ言っていないで、さっさと具体的な行動に移そうではないか。

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