540記事程度。まさか、ここまでブログが続くとは思わなかった。今では、生活の一部となり、朝には欠かせないルーティンとなった。仮に、朝、ブログを書けない日があったとしたら、その日は、ソワソワして気が気じゃない状態で過ごすことになろう。やはり、人生において、何事も習慣化するというのは、最強の法則である。一定期間を過ぎれば、積み上げた経験から得られた能力が、指数関数的に右肩上がりで上昇していく感じがする。いや、これは、今の私からみれば、一目瞭然で理解できることだ。
私のブログの継続で、大きく変化したことは、やはり文章を深く客観的に書く能力である。かつて、アメブロをやっていた頃は、私の文章など、誰ともなく発せられた機関銃のような汚い言葉の羅列に過ぎなかったのだが、このブログを書き始めて以来、そのような愚の文章を書かないよう、必ず冷静な視点を心がけて、文章を書くようにしている。このような心がけを貫くことで、文章そのものが、稚拙な方向へ流れていくことを防げるようになっている。
また、書くスピードもそうだ。ブログ書き始め当初は、ひとつの話題に対して、なかなか思考の輪をつなげることが困難で、1記事書くのに、かなりの時間を要した。もちろん、勘違いして欲しくないのだが、決して手抜きの文章を書くようになったというわけではなく、自分の意思を明瞭な状態にして、素早く文章を組み立てられるようになったのである。
こうやって、自分の成長を、ひしひしと自分の中で感じ取れるようになると、正しく自分を自己認識できるようになる。つまり、他人の尺度というものが、いい意味で気にならなくなり、今の自分に必要なことを、自分のプラスの観点から見えるようになるのだ。今までの人生で、「楽は毒にしかならない」ということが分かった。師の言葉の「人生苦しい時が上り坂」とも言える。十代後半に出会った、その貴重な言葉の真髄を、今、複利的に感じているのだ。