思考力

余剰の書を捨て、町へ繰り出す

 

あけましておめでとうございます。今年も思考力養成予備校をよろしくお願いいたします。そんなこんなで、自分自身に対して幸先の良いスタートの言葉を書いてみた。玄関から入る前に「ただいま」と大きめの声でいう習慣があると、脳が今から家の中のモードに入れるのだということを、無意識のうちに気づくのと同じく、去年と今年に区切れ目をつけたいと思う。何気ない言葉で自分を取り巻く環境や自分の人生が好転するのであれば、当然のことながら、その変化から逃れるようなことをしてはいけない。目標や夢が叶う分岐点というのは、このような日々の心がけの積み重ねで大きく変わっていくものなのであろう。

まるでそれは、まさしく私の毎日のブログ更新が一年以上続いて得られた経験が多かったことからも明らかなように、日々の生活の積み重ねの中で書き綴った記事の一粒一粒。それが、岩をも溶かし、やがてその岩を破壊するところまでの蓄積が出るのは、大きく年単位であろう。コーヒーを淹れ、歯磨きをしながらMacBookの電源を入れる。そして、前の晩に仕上げていた手書きの下書きの原稿をもとに、文章を組み立てて置く。このような自分の中で組み立てた黄金のルーティンワークを崩すつもりは全くない。詰まるところ、一般的な企業からお金持ちになる人というのは、本業の他にお金の本当の流れの基礎的なことを知る努力をし、稼ぐ本質そのものを知ろうとする。そのような努力の積み重ねが大事であると、積み重ねを続くほど、今の私には理解できるようになった。

オールコンプリートはないものと考えつつ、自分の目標に向かって歩を進めるに当たって、指数関数的に仲間が増え、ビクトリーロードが広く確固たる架け橋となる。最近では、私は自分の部屋にある業務用のホワイトボードに、自分のやるべきことを大きな文字で書き、毎日そのタスクをこなしている。子供騙しかと思いきや、とてもうまく進んでいる。「YouTube×2」とマジックで大きな文字で書かれていたのなら、やはり心の奥にある責任感が、本来やるべき2回ののYouTube撮影のタスクを思い出させてくれ、YouTubeの録画セッティングを始めている。人間のやる気が出るか否かというのは、細かなことかもしれないが、このような小さくても当たり前のことをできるか否かにかかってくるものなのかもしれない。いや、きっとそうだ。

日々の習慣を、完全にルーティン化して歯車のように回転させるためには、物事をシンプルに考えるために、容赦無くモノを捨てる。ここは意を決して、捨てるべきモノを捨てたら、即運気が上がるのだというくらい断捨離ミニマリストの考えを信じ込むこと。部屋が乱れれば家計も狂うという、物と家計の因果関係。やはり、人間に必要以上のものは不要である。私は、今年もモノを少なくして、選択肢を絞り込める一年にしたいと思っている。

教科書を理解するための教科書が必要な効率の悪い勉強。その教科書を探すための無駄な時間。それが繰り返されるような学習なのであれば、いくら時間があっても足りない。取りたい情報の鮮度も落ちる。そのような負のループの学習習慣にはまり込んだら、人生をより豊かにさせるための勉強そのものができなくなってしまう。そんな愚を起こすのであれば、今、持っている「書を捨てよ。町へ出よ」の感覚で、自分にとっての最高の趣味と、最も癒し効果の高い趣味に没頭することが、とても大切だ。

-思考力