思考力

メカ達人の教え

 

最近の目覚めは早い。今、朝の4時を回ったところで、目が覚めた。普通の人ならば、再度眠ることができるであろうが、もはや早朝覚醒が当たり前となった自分は、わざわざ寝床に戻って横たわり、二度寝するなどという芸当はできないで、わざわざ再度ベッドの中でもがき苦しむようなことはしない。だから、今は、BGMもかけずに、煎れたてのコーヒーを飲みながら、ゆったりと自室をプライベートカフェにしてブログを書いている。ただ、このような毎日を過ごしていると、日中の強い眠気に苦しむことにもなってしまう。あまり良いとは言えない、このような最近の生活サイクルの中、やはり「不眠症」というのは、生活の中において、なかなか厄介な障壁だと感じてしまう。

ただ、自分の体質や考え方を、徹底的に分析することは、自分の悪い点を改善することにもつながるわけであり、長い「眠り薬」の愛用歴が与えた、自分の生活への変化にも、ブログを書き綴りながら変わった思考回路にも、明確に気づくことができるにだ。また、テレビという「受け身」の情報収集にしかならない「箱」の中から出てくる情報ではなく、瞬時に欲しい情報を得られるインターネットで探り得たことで、自分が能動的に起こせる行動についても、深く考えることができる。テレビ全盛期の頃の”BEST OF  BEST”であれ、テレビをもたないから逃してしまうエンタメであれ、YouTubeを観れば、どこかに自分の欲しい情報というのは、転がっている。

このブログでは、よく述べていることではあるのだが、昔は、カリスマ講師の授業など数時間で締め切りになる事もあったが、今や、そんな講師たちの入試解説授業を、YouTubeで無料で受けることができる。このような動画を見ていると、今の受験生がどれほど恵まれているも理解できつつ、こんなに整備された勉強の環境であれ、あと10年もすれば、不便な「過去」の出来事に成り下がってしまうであろう。5Gの流れに乗って、カリスマ講師がパソコンやスマホの画面から飛び出てきて、個別指導をしてくれるような時代が来るかもしれない。

激安の「モノ」には訳があると言われるが、「モノ」ではなく、「知識」というのは、その人にとっての見えざる財産になるのであるから、どのような方法であれ、自発的に取りに行き、身につける努力を怠ってはいけない。無料で閲覧できる動画があって、そこから英単語を覚える秘訣を伝授してもらえたのであれば、それを素直に取り入れるべきであり、単語集から覚えようが、長文で出てきた単語を覚えようが、家庭教師に指示された宿題の単語を書き殴って覚えようが、知的財産は、それそのものとして価値が変化するものでもない。

カリスマ講師のいる予備校に通うために、なんとも高い学費を支払っていたことは、私にとっては、今考えれば残酷である。しかしながら、アフターコロナで取り入れるべき学習方法や、情報収集方法に対して、不平不満を言う資格は誰にもない。何もできない自分を責めることなく生活するために、新しく出てきた効率的な生き方を、自分の生活の中に取り入れることは、逃げではなく、積極的に行うべき夢のある方法である。自分を嫌いにならないための努力は、誰かの足を引っ張ったり、ズルイことをしないという前提であれば、何をやっても良いフリースタイルである。

このような考え方において、「学ぶ」という、人間にとって、かけがえのない行為である。そして、それを実践するための努力は、決して制限されることなく行われるべきであり、効率よく学習することに文句を言う資格など、誰にもないのである。どんなに設備が整っている教育現場であれ、その設備を使いこなす教師が怠慢で、その機材を使いこなすことを学ぼうとする努力をせずにいるから、日本の教育は、海外と比較して後手後手に回ってしまうのであろう。私は、その点に関しては、十分解消しており、自室は、オンライン授業を行うのに最適な機材を取り揃えて、実況室の対面授業をするより、はるかに効率的な方法で授業を進めることができる環境を作り上げているのである。

生きることは学ぶこと。それは、教える側であれ同じであり、知識を受け取る側のニーズを満たすために、常に時代の流れに乗った方法で指導できなければ、受け手との関係は離れていってしまう。教える側としての最低限のマナーだと思って、私は、当然の如く、教わる側の立場に立って物事を考えられる教師でいることを目指すのである。

 

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