思考力

スキマに降り注ぐ天使の光

 

人間の3大欲求と呼ばれる「3種の欲」ではあるが、Googleの規約違反になることを恐れてなのか、「性欲」に関しての研究動画は少ない。「睡眠」に関しては、おおよその研究データが、ほぼほぼ同じ方向へ向かっているので、さほど斬新な情報も無くなってきている。ただ、「食」に関しての動画の見解は、マチマチであり、どれが正しいのだか分からず、一年前のデータが、あっさりと塗り替えられてしまうような情報もある。もはや、10年前の「1日三食」や、20年前の「マーガリン」などの意味不明な推奨のされ方は、ナンセンスを通り越して、何かの組織によって、集団洗脳をかけられていたような感じさえする。

最近の私のお気に入りの食事は、500mlのプレーンヨーグルトに、たっぷりと蜂蜜をかけて食べることだ。しかも、多いときには、車の中で、一気に5パックも食べていることもある。お腹が悲鳴を上げることにも慣れてしまい、もはや「下らない」と言っているようで、正露丸がなくても問題ない体質になった。ただ、精製された砂糖はNGだが、蜂蜜はOKだと認識していたのだが、最近のデータでは、蜂蜜もさほど健康にいいとは言えず、私のような無謀な摂り方は、もちろんのことだが、害はあれど、理はないようだ。

今日は、夜中に目が醒め、ブログも書かずに、猫舌のくせにホットコーヒーを一気飲み。ピアノの音を聞いてリラックスして二度寝するわけでもなく、そのまま車に釣竿を突っ込んで、釣り場へ急いだ。もちろん、開演前の施設の駐車場。車の中で眠るのにも慣れてきたので、うつらうつらと夢を見ながら、目が覚めると、うっすらと夜が明けている理想的な状態。こうなると、釣りにも集中できる。わざわざ都会の喧騒に突っ込んで、やっと一年3ヶ月ぶりにコロナの新規感染者数が減り続けている数字を一つ増加させる事もない。私は、実に、ステイホームをせずとも、感染拡大を防ぐ動きができる人間である。

先日、労基を通して、とうとう私を完膚なきまでに叩きのめした「某ブラック企業」の賃金未払金を支払わせた。最終的に、ウィルス性肺炎を機に、そこを退社する形にはなったのだが、講師として大切に育ててきたプライドに、見事、ザックリと傷をつけられた。コロナではなかったにせよ、1回目の緊急事態宣言直後のウィルス性肺炎。下手な正義感で勤務を継続していたら、本当に殺されていた事だろう。いや、間違いない。入社した時の採用テストでは、おそらく満点だったので、大歓迎ムードで迎え入れられたが、最終的には、ボロ雑巾として扱われた。なんとも、おぞましい劣悪な環境だった。ただ、20万以上の賃金の未払い請求が、労基を通して通ったのだから、相手方には、かなり大きなダメージを与えることができたはずだ。なんと言っても、「行政処分」なのだから。

英雄が、暴君になれ果ててしまうのは何故か。やはり、そこには周囲の影響が大きく関わっているはずである。人間は、環境に染まる生き物。何かを機に、いつの間にか会社内で、「村八分」になってしまうようなことになり、そこに「反省」の意を示したところで、周囲の目は2度と変わることはなくなっていた。天狗の鼻は、見事にへし折られたのだが、自分は、鼻ペチャであれ、今、充実した人生を送れている。鬼ヶ島から放り出された時に掴み取った乗船券の難破船は、実は素晴らしい航路を辿り、自分の聖地を作り上げられる島へと結ばれていたのである。それが、「思考力養成予備校」だ。

肉体的な疲労ばかりを感じていたが、今考えると、神経の伝達物質が滅茶苦茶だった。オリジナルテキストの表紙は、手書きの『君の名は。』の絵。そこに真心を込めていた。ただ、そんなことがバレないようにしなければ、上から缶詰にされて、絞りあげられてしまう。でも、気持ちを示すために、丁寧に丁寧にテキストを作り続けていた。そのような絶え間ない努力の中、振り向いてくれる教え子の目が、どんどんと自信に満ち溢れていくのを目の当たりにすると、自分自身の自信までもが、こんなにもアッサリ変化してくるのかと不思議なくらいだった。その点に関しては、今でも、夢のように素晴らしい時間を過ごせたと思っている。地獄に仏というか、地獄に”エンジェル”がいて、その天使たちに支えられていたのだ。

『DIE WITH ZERO』に学ぶ、現生での最高の死に方。今を限りなく充実させ、「ZERO」で命を終えたい。それは、お金の面だけではなく、精魂尽き果てるときに、自分のどこかにある隙間の中に、自分の教え子たちの思い出が、たくさん詰まっている状態であること。今、「思考力養成予備校 代表」として、そのような本来歩むべき道を、限りなくピュアな気持ちで開拓している最中なのだ。全力を尽くし、今を生きることで、「未来」が確固たるものへと昇華するのだ。そう信じてやまない今日この頃である。

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