思考力

お金と思考の回路

 

このブログを書く前に、アパートの前にあるテーブルに腰掛けてコーヒーを飲んでいると、向かいの人が新聞を取りに外へ出てきた。引っ越しをしてから数ヶ月が経ち、どんどん人脈が広がってきているので、最近完成した、自社のチラシを受け取ってもらった。十枚程度渡したので、これが誰かの手に渡り、新規受講生の風穴を開けてもらいたいものである。もし、実際に、ここから新規受講生が増えたのであれば、このチラシは大きなリターンを生んだことになり、最近買って良かった物としてノミネートされる。お試し価格で、実質ゼロ円のチラシで収入が増えるのであれば、エビで鯛を釣るどころか、コマセを巻かずに大物を捕獲できたことになる。

最近の朝晩は、めっきり冷えるようになりつつも、明日には、台風で猛烈に天候が荒れ、その後の気温は、数日の間、一時的に高くなる予報だ。ただ、昼間は夏ほどではないにせよ、車の中は熱いくらいだ。コーヒーショップで作業する経費を節約する為、最近再開したYouTubeの編集は、車の中で行う。ガソリン価格の高騰から、財布に穴が開いている私は、エンジンを切って作業するため、新総裁が数十兆円規模の経済対策をすると宣言しても、エンジンをかけたままであれば、いうまでもなくガソリンは目減りするわけで、ガソリン税が垂れ流しになってしまう。そう考えると、私の財政は、なんともツライ状態である。

マスコミの報道する、コロナの新たな感染者数は、前の週に比べて減少し続け、酒を取り扱う店は、歓喜の声を上げている。ただ、裏側では、酒類提供店は、酒類提供店に対する助成金のバブルの状態の終了だという、外野からの無責任な歓喜の声も上がってしまっているのも事実。いずれにせよ、宣言解除に対しての「本当に嬉しい」という声が、再び働く喜びを得られることによる喜びであるのであれば、とても素晴らしい歓喜の声である。そして、政府からの過度に強い圧力に耐え抜いた飲食業の方々は、助成金云々カンヌンにも関わらず、やはり厳しい状況での戦いであった。よくぞ、ここまで耐え抜いたというエールを、これからも送り続けたいと思う。

もはや、大企業に勤めているばかりが安定を保障される時代でもなくなり、副業という選択肢を選ばなければ、厳しい生活を強いられる時代。これを、他人事だと考えず、自分の中で柔軟な考えを持ち、実際に働いたことがない業種であれ、少しでも興味がある仕事であれば、その分野に関する知見は、しっかりと広げておくべきである。若いときの考えが、急に今の時代と噛み合わなくなっている人が多い現在、古い価値観に縛られず、それを断捨離していかなければ、間違いなく、自分自身が時代の流れから淘汰されていく羽目になる。それは、あまりにも危険なことだと私は思う。

ただ、時代の流れが、一方的に「資本主義」に流れることもなくなるかもしれない。年収1千万以上の人が、そのステータスを捨て、自分の人生を充実させるべく、生活の満足度をあげるように生き方を変えた実例があるように、お金ばかりを追求することに対して、違う価値観を保とうとする人も出てきている。私も、お金に苦労しない生活を追求している。”FIRE”。経済的自立を達成できたときに初めて、自分の思考や信念というものがクリアになり、生き方そのものが、自分の価値観に沿ったベクトルへと伸びていくに違いない。

このような自立を目指す生き方をするために、自分は今日も、お金をグルグルと自動回転させられる「仕組み」を作るべく、YouTubeを撮影する。私の場合、借金をしてまで情熱を持てる仕事をしているので、ある意味で、お金を第一にせず、充実した人生を送れていると言える。しかしながら、やはり、財布の穴が塞がらないということによる悪影響は、自分の考えをピュアにするのを難しくさせている。

このような激動の時代にこそ、自分の窮地からの脱出の回路を見出すチャンスだと思い、積極的に世界と自分との接点を見つけていこうと思っている、

 

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