思考力

身構える時計を前に置く

 

スペイン領カナリア諸島で噴火。50年ぶりの噴火で、溶岩が住宅のプールを飲み込むような瞬間が、動画で映し出されていた。日本では、3歳児に熱湯をかけて、数時間放置し、その子供は還らぬ人となった。噴火であるのならば、それは不可抗力の自然災害であり、不可避な状態からの発生した悲惨な出来事ではある。それに対し、今回の虐待の事件に関しては、事前に幼児施設や警察への通報等があったにも関わらず、些細なことだと判断されて、調査が行われなかったという。今後の被害者と行政機関の連携のあり方を問われつつ、いつも「手遅れ」になって重い腰が動くのが、役所や警察の仕事である。

政治家であっても同じで、選挙が近くなった時しか良い事は言わず、まるで結婚してからは、人が変わったのように、飯すら作らなくなってしまうような嫁の如く、何もしなくなるヒトが多い。現在、活発に自民総選挙の討論会が行われ、元芸人の大人気YouTuberが、その関心を選挙にクローズアップさせるための動画を、数多くアップロードしている最中だ。この動画が、一年後、いや半年後に再生された時に、今の候補している当選者が真実を述べていたかの重要な証拠となる。仮に、今の候補者たちの内の誰かが、どこかの都市の「緑のタヌキ」のように経歴詐称をしていたことなどがバレようものなら、そこから先の政治家としての生き方は、裁断されてしまう。ただ、それを逃げ切るのも政治家の仕事とも言える。不祥事を起こしたときに政治家がする仕事など、「謝らない・認めない」だけなのだから。

では、私の仕事はどのように動いているのだろうか。被雇用者として勤務している会社がありつつ、やはり「仕組み構築型」のビジネス形態を作り上げている最中であり、作成した最近の名刺には、「予備校代表」という記載をした。別に、詐称しているわけではないのだが、寝ていても金が入ってくるようなビジネスというのは、非常に作り上げるのが困難であルト痛感している。やっと収入が入ってきた、このブログの「アドセンス広告」であれ、見知らぬアドセンス狩りをされ、ずっと無収益の状態が続いていた。本当に代表やら社長やら言っても、様々なハードルが立ちはだかっている、完全赤字の「一人社長」なのである。もちろん、どんな会社の社長であれ、大変な苦労はしているのだから、文句を言うことは慎まなければならない。

現在、究極のミニマリストとは言えずとも、ワンルームの部屋を片付けながら、自分の必要な物と不要な物を分けていると、思考そのものも整理されつつ、大きく変化していくことに気づく。例えば、今は布団を捨て、極厚のヨガマットの上に寝袋を敷いて寝ているのだが、これから冬に向かっていけば、寝相が極端に悪い私でも、その寝袋に入り込んで、ポカポカの越冬ができるはずだ。すると、高価なマットレスなど必要もなく、ベッドなどなくても、広々とした空間を作り出すことができることを知る。やはり自分は、体験から多くをまねべている。

3LDKの古い一戸建ての家から、2回目に引っ越しをして気づいたことは、とても大きかった。会社員のときであれ、寝るためだけに帰ってくる住処は、何のためにあるのか分からない、数週間ドアを開かない部屋だってあり、不動産屋の「闇」すら知らずに、今でも高い保険料や管理代金を支払っていたことだろう。知は力なり。じっくりと思考を整える時間と、あくなき探究心があれば、容易に騙されることはなくなるようだ。

40を超え、千葉に引越し、様々な新しい経験ができている。人生はいつだってやり直すことができるし、何歳であれ、縦横無尽に自由な時間を描くことができると実感する。「人生100年」と言われている昨今。このままの高速技術革新が進み、世界のテクノロジーや医学が、ますます発達していけば、自分の努力次第で、人生はもっともっと長く、もっともっと充実するはずだ。そして、具体的に国際的関係を考えた時に、TPPに加入申請をしてきた民主主義の台湾と日本とタッグを組めば、見えざる「菌」をばら撒くようなカントリーからの攻撃や、その国と真正面から対立しているカントリーの植民地となることもなかろう。同じ考えを持つもの同士の支え合いというのは、とても強いのだから。

未来を見る。これを確実にできる人などいない。できるとすれば、宝くじで大儲けするという程度のことになるのか。そのような打算的なことばかりを考えているようでは、仮に未来を見えていたとしても、くだらぬ利益ばかりに目が行ってしまい、自己破産の道しか待っていない。では、未来を見ることができないのなら、我々がいかにして未来に対してアクションを起こせるかどうかを考えることはできる。この記事の冒頭の噴火のような、予測不能な出来事に対処することは難しいが、疫病が蔓延すると地震が起こるという前例が、歴史上を紐解いていくと、多々あることが分かり、南海トラフ地震など、このようにブログを書いている時に起こっても、全く不思議ではない状態である。

実際、今日現在、猛烈な勢いで接近しようとしている大きな台風。アマ、美しいピアノの音色のJAZZを聴きながら文章を書いているが、この台風が、日本に直撃したら、これとは全く正反対の険しい時間を過ごすことになる。選挙が近くなると、なぜかコロナの新規感染者数が減るメディアの報道。政治とマスコミがリンクしていることは、ほぼほぼ間違いがないと言えるが、その数字からわかることは、やはり、コロナの問題であれ、「明日は我が身」であるということだ。

ロックダウンの法整備が整うか否かの討論も含まれる現在の総選挙候補者たちの議論の一部。ベーシックインカム制度が、法律で決定されることも、ほぼほぼ決まっていると思っていると私は考えている。そうしなければ、すでに日本の財政破綻は免れない。それならばやはり、自分が思わぬアクシデントに巻き込まれた時に慌てふためかぬよう、仕組み構築型ビジネスの収入の整備をしておくことが大切だ。それでは、三日前から再開しているYouTubeの撮影に入るとするか。「三日坊主」にはなりたくはないので。

-思考力