思考力

1.75倍速で情報を吸収して、1.75倍速で脂肪を燃焼させる

(この記事は、昨年の秋頃に作成した記事です)

 

YouTubeアナリティクスのデータを分析していると、とてもおもしろい結果が出ていた。

入念に編集し、1時間近くの動画を5時間ほどの編集で10分にまとめた動画が全く受けず、再生回数もやる気も萎えていた。YouTubeを挫折する人の多くは、この時期が一番辛かったとは訊いてはいたが、まさにこの時が来たかと実感していた。コレはツライ。

pastedGraphic.pngなんだかんだ言ってツラかった

しかし、データを見れば、自分の誕生日にアップロードした【Live解説動画】の視聴回数が、1000回を超えていた。もちろん、他のライブ解説動画の視聴回数や、視聴維持率も良好。つまり、YouTubeの視聴者が求める英語講師からの情報は、「笑い」ではなく「知識」だったのだ。しかも、台本が決まったマジメな動画ではなく、実際に英語の指導を職業としている者が、どのように問題を切り裂いていくのかという思考過程だった。当然といえば当然。「奇抜」ことではなく「普通」のことでもない「Liveの臨場感」を味わえる動画を求めて、私の動画を閲覧してくれているのだろう。

試しに、iPadの画面を共有しながらPencilを使用し、英文法の授業をして解説するという前代未聞の離れ業を試みてアップロードしてみた。昨年まで勤めていた学習塾で、完全ボランティアでありながら、自分自身が心から楽しんでいた、通称「ライブ授業」。自習室に並んだ数々の過去問を、希望者の志望校別に分け、開いたページを解くというスタイル。答え合わせの時の緊張感は高まり、完答すれば歓喜の声が上がる。もちろんエラーもあり、「みんなで作り上げた解答」というエクスキューズで、爆笑になる。

休み時間は、コンビニの4つ入りのアップルパイを1つずつ食べ、マックス3人を集めてライブの授業が繰り広げられる。1グループ終了後にアップルパイを1つ腹に流し込んで、次のグループのライブが始まる。次々に予約が入る。予約できない理由は、真っ黒になった手帳を見せて許してもらい、次週の手帳に予約を入れておく。すると、手帳は、5歳児の落書きのような自分しか解読不可能なカラフルな象形文字で埋まる。なんとも懐かしい。

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そのライブ授業を再現した動画をアップロードしたいという目的で開設した私のYouTubeチャンネル。そして今や、自分自身が世界初の最先端の動画であると自負している【世界初!Apple Pencilを使用したライブ解説授業】が受けている。バズることを狙うことなく、このままのペースで「複利効果的」勢いで自分のチャンネルを伸ばしていきたい。

企業から離れ、8ヶ月。強烈な不安はあれど、借金はあれど起業できた。手帳はスカスカ。会社に遅れないようにiPhoneの目覚ましを10分刻みでセットしても、トイレで眠っているような過酷な状態。それを回避するために眠ろうとすればするほど、焦って眠れなくなる。その繰り返し。往復3時間以上の通勤のどこで頂戴したのかも分からぬウィルス性肺炎。もしリタイアしていなかったら、コロナ感染者数を1名増やすことになっていた。危ない危ない。

今や、目覚まし無しでも6時にスッキリ目が覚めて、夜はキッチリ眠気が来る。皮肉なのか、真実なのか、夢の中なのか、地獄と天国なのか、現世に戻れたのか…。とにかく、金銭面以外では、今までの人生で一番自由を感じている。貧乏な分、支出を徹底的に抑えるために、助手席の足元には常に2リットルの天然水が2本転がっていて、カロリー添加物脂質ドロドロのコンビニ弁当を、実質負担額42円のプロテインに置き換えたら、8キロ痩せるというオマケ付。今は、ゴロゴロとインドボード上でバランスをとりながら、YouTubeのボリュームを調節して、歯磨きをするという、これまた「離れ業」を習得してしまった。鏡に写る自分の身体は、いつの間にかエヴァンゲリヲン初号機。断捨離確定のジーパンが見事に存命した。奇跡だ。

今、ライブ解説授業の動画だけではなく、【クルマde英GO❗️】という企画の動画もアップロードしている。毎回、5つの英語の「ことわざ格言」を素材にし、前半を文法、後半を教訓として分けて解説している。もちろん、英語講師であるのだから、英文法に関しては解説できる。しかし、ことわざ格言の解説などはできるはずもなく、自分なりの考えを喋っている。

私は、事業を立ち上げるずっと前から、受験勉強を超えた教養のある学習を「同志」と共に考えたいと思っていた。だから、私が一番試聴していただきたい動画は、【クルマde英GO❗️】である。今のところ、この企画は再生回数は別として、視聴維持率は高い。私の考えを少しは聞いてくださる方もいるのかと思うと、とても嬉しい。最近始めたこの企画に、興味を持ってくださる方が入会してくだされば、それこそ私はボランティアでもやりたいとも思う。

もちろん、ライブ解説授業は、自分でも非常に楽しめる企画であり、気づくと撮影時間が100分超えの動画があり、飽和状態のiPhoneは過労死寸前の超過食状態。吐き出したら全てが終わってしまうので、しっかりとアップロードしてもらわないといけない。慎重に慎重に慎重を重ねすぎて、Appleサポートの方に苦言を呈してしまいました。この場を借りてお詫びいたします。

YouTube再開に伴い、こちらのブログにも力を入れていく。また、音声コンテンツにも興味があり、テキストツールを使って電子書籍などのプラットホームも整えていきたい。こんなにも自由が手に入るとは思わなかった。

pastedGraphic_3.png思考力養成予備校では、偏差値教育を超えた教養のある人間形成を目標としています。

 

入会希望者の方は、最優先ですのでお気軽にお問い合わせください。

 

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