思考力

通知から拍車がかかる、3つの御守り

砂利を踏みしめて歩く。一歩ずつ、確実に。やがて、一年前に来た記憶と、二十歳に向かって不安を抱く自分が重なる。場所は「明治神宮」。このブログで、ちょこちょこと浪人時代のことを綴っていると、やはりジャリジャリと原宿方面へ歩いていた当時の自分を思い返していた。今日、「月に一回行く渋谷」の道のりを、代々木から原宿、そして渋谷へと二駅歩くことにした。なかなかの距離と思えど、さほどの苦痛はなく、一年前に「初詣」に参拝した時の御札と御守りを返納し、新しい「それ」を頂きに行くには、ちょうどいいタイミングと距離だったのだ。

昨年の世界が予想だにしていなかった、無数の「仮面人間」が街中を支配し、夏でもみんな仮面をかぶっているなんて光景が、今や常習化し、仮面をしていないニンゲンが、最悪の場合「御用」となるケースも出ている。よもや今年から始まった「共通テスト」で、仮面のしたから鼻を露出しただけで、マスコミが大スクープで採り上げる状態。予測不能。来年の今頃は、野球のキャッチャーの仮面か、アメフトの「それ」を被っていないと退場となりうるのか。私が、次の厄年を迎える頃には、宇宙服を来ていないと街中を歩けなくなってしまうのか。早期のワクチン開発と、それを接種できる体制を整えていただきたい。私が、生きている間には、人類は火星に行けるのか、月でハネムーンを挙げられるのか。中途半端に、私の肉体が機械化されて「ウォーズマン」という80年代に輝いた超大作のキャラクターのように、コンピューターに支配されたくはない。

とりあえず、返納できるものは返納しつつ、予算内に「御守り」関係を頂こうとも、肝心の奉納金がない。アプリで口座残高を調べたら、水道代金が引かれていて、明日の「家賃の引き落日」の残高が足りていなかった。オーナーに謝罪の意味を込めて、地に伏して手と足とで這ったところで、その醜態を観てもらえる筈もなく、明日までに引き落としができなかったら、どのように謝罪をすべきか考え、せめて自分は贅沢をしていないという意味も込めつつ、一番安い御守りを三つ頂いた。一つは、私。もう一つは、母。そして年明け早々、腰の手術をなさった命の恩人への「回帰祈願」へ。とりあえず、その方は「渋谷」にいて、そもそもその方にお会いする為に東京に行っているのだから、渡せるものは、お渡しして「今年もよろしく」という気持ちをお伝えした。

そんなわけで、毎月一回は「TOKYO渋谷」に行くのだが、一日費うことになるので、朝は早い。予定の時間を寝坊でもしようものなら、全てが押せ押せのスケジュールになってしまうので、前の晩は、ほとんど眠らずに行くこともある。今日は、まさにその日だった。あまり推奨されていない「寝酒」で、とりあえず眠ったこととし、朝を待って“TOKYO”への電車へ乗り込む。私して、外房電車から都心へ向かうと「ラッシュアワー」にハマってしまうのだが、今日はさほどの混雑はなかった。「ゆりこさんの祈り」が都民に伝わっているのか、少なくとも千葉県民になって久しい私には、正確な判断はできなかった。そんな電車の中ででも、私の心は躍っていて、朝のメールにちっちゃな①が表示され、毎日毎日心待ちにしていたペンフレンドの手紙が見つかった気がした。とにかく思わせぶりで冷やかし丸出しの「紛らわしい」メールの中から来た通知。「Googleアドセンス通過」の通知メールだった。待ってました。

審査には、数日から2週間程度かかる場合もあると言われているが、私は後者のタイムゾーン。とにかく、自分の手続きミスを疑って、Googleアドセンスに問い合わせを苦慮していた最中だったのだ。一度、Google広告の場所を入れ損ねて、審査基準に到達せず、年末に意を決してHTMLをいじってバグ。泣く泣くサイトを閉鎖して、ニューサイトを立ち上げた。ただ、その時に短気を起こさず、原始的な努力で“pages”にブログの1記事ずつ保存しておいたので、年明けからのBlogは「2000字」程度の記事が3つ更新された日もあった。おまけに、Twitterでリンクを貼って、それをGoogle親分に吸収されたYouTubeに音声でアップしていたのだから、やるだけのことは十二分にやっていたのだ。だから、返事が来ないはずはない。のに、来ない。あせりが募って、あせっていることすら忘れて記事を書き続けていた感はある。そして、今朝、ラブレターならぬ「Love通過♡メール」を受け取ったのだ。

自分としては、夜から、朝日が出るまでの時間の一番焦燥感が沸き出る時間帯に、歓喜のお知らせであった。そんなわけで、電車でフォローワーの方々に喜びの通知をしたり、今後の広告の位置などを「仮面の下」でムフフと顔をほころばせ、ポータブル充電器がない自分のiPhoneのバッテリーが悲鳴を上げるまでタップし続けていた。

最近では、毎日更新のBlogで、このまま連投記録を途絶えさせないという気持ちはもちろん、習慣化したので書き続けたいという前向きな気持ちだ。そんなことを「明治神宮」の砂利道をジャリジャリ踏みしめながら、YouTube用にiPhoneに語りかけていたのだが、愛機iPhoneの耳には届いていなかった。取り直しするかな。YouTubeも毎日更新中なので。

 

読者の方々、今後ともよろしくお願いします。

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