思考力

薔薇の縄跳び

心を強くすること。こればかりを考えている。特に、自分自身の弱い心が引き起こしている「依存症」の問題については、とにかく強い意志と精神力が必要だと思っている。自分の弱き心とともに、絶対にやらなければいけないこととは、一体何だろうか。考え方に変化球をつけなければ、もはや太刀打ちできないところまで悪化してしまった依存症問題。もはや、180度逆の視点から見れば問題が解決するとは思えなさそうだ。誰かに共感されることでもなく、複雑に絡み合った自分の心に、薔薇の鎖のように締め付けている何かを、早く振り解かなければならない。

自分自らが行動し、自分自らが少しずつ変化しなければならない。それは分かっている。分かっているのだが、何か見えない大きな得体の知れぬ魔力によって、自分の気持ちが闇の中へ引き摺り込まれてしまうのだ。自分で言うのも何だが、自分は感性が鋭すぎるのだと思う。それ故、傷つきやすい。まるで、壊れ物のステッカーを貼って歩かねばならない程、いとも簡単に細かく細かく砕け散ってしまう。この45年間が産んだ苦しみは多々あれど、いつの頃だか、自分の生活に入り込んできた「依存症」という自分の今の苦しみを克服するのは、並大抵のことではなさそうだ。

依存の流れに流されてはいけない。ただ、抗うこともよくない。悪魔と同調して最大限の距離を保って生きていかなければならない。もはや、脳に一生もののダメージを負ってしまった私は、これからも一生、依存の問題に取り組まなければならないのだ。自分の行動に責任を持つのは、自分。ただ、どうしても理解してほしいことがあるとすれば、自分の意思の力だけでは解決できない鎖のような何かに締め付けられているということだ。

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