思考力

波を読む

pastedGraphic.png波を取り損ねる

気温が低くなるというよりも、日照時間の問題なのだろう。冬になると決まって気分が落ち込む。自分は、冬眠を忘れた生き物だと思うしかない。人間という生き物は、得てして忙しい生き物になったものだ。とりあえず、今年はフリーランスになったということもあり、会社勤めで強制的にiPhoneのスヌーズ機能で覚醒することもなくなった反面、気を緩めると睡眠時間が長くなり、陽が昇っていることに気づいた頃には、時、既に遅し。昼過ぎに起きてしまったというフリーランスあるあるの負の生活ループに入っている自分を嫌悪することになる。

最近、ブックオフで購入した部屋の片付けに関する本で自己啓発し、自己暗示だと思って気を奮い立たせて身の回りを整理してみると、やはり自分が甦ってくることがわかる。引越してからというもの、環境の変化と季節の変化という「ダブルパンチ」を同時に交わすことなど、不器用な私には到底不可能なようで、コレに時差ボケが加わったKO寸前のリングは、汚部屋そのもの。しかしながら、この片付け本には大いに助けられた。3週間という絶妙なタイミングで「徐々に」部屋を整理していくことで「平和」を取り戻そうという心理作戦。伊藤勇司著『片づけ心理マジック』は、オススメします。

pastedGraphic_1.png美しいカーテンに包まれる

 

私は、会社員の頃から「靴のケア」は怠ることなく、帰宅時は疲労困憊であっても、靴のブラッシングは続けていた。習慣になってしまえば、ブラッシングしないことそのものが落ち着かなくなる。こうなればしめたもの。自分の教え子たちにも「一流のホテルのフロントは、ゲストの靴を診て、その人の仕事のスキルを見抜く」ということを声高らかに言う。そして、自分の靴ではなく、同じように靴のケアを怠っていない「できる」同僚の靴の輝きを大いに褒め称える。自画自賛は、単なる自慢にすぎないが、他者を称賛することで、自他ともにハッピーな状態と環境と関係を構築できる。いやはや、他人を肯定することで得られるメリットは大きい。

私は、ホテルのフロントは「靴を診る」ということは意識していたのだが、一流のビジネスパーソンや、収入の高い人ほどチェックアウト後の寝具が整っているそうだ。これは、伊藤氏の著書に書いてあった印象的な記述だ。なるほど、逆に考えれば、毎朝の布団のケアと就寝前のベットメイキングの習慣は、収入アップにつながるはず。そう思い、今日は布団を干して掃除をし、このブログを書いて「48時間断食後シャブシャブ」という恒例の儀式(詳しくはTwitter参照)を行ってから寝床に就こうと企んでいる。pastedGraphic_2.png『空腹こそ最強の薬』という本からの応用でスリムになる

一軒家の賃貸に引っ越したので「向こう三軒」の御挨拶は1ヶ月前に済ませてあるのだが、ちょうど向かいに住む方が、なんとお茶の師範とのこと。さらに、王道の「抹茶」ではなく、激レアの「煎茶」。しかもなんと明日、お茶会に誘われているのだ。これは楽しみで仕方ない。ご挨拶まわりの時に、ついつい話が弾んで長話になったことを思い出す。うん。人生経験豊富な達人から学べることは何だろう。うん。片付け心理マジックが大いに効いているようだ。そして、いつの間にか本日のブログ2本目が完成したではないか。

pastedGraphic_3.png久しぶりに「人」と交流する

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