思考力

傷を支える重さ

カーテンの下から、朝陽が漏れている。今日は快晴なのか。会社員でもなければ、身分を保障された労働者でもない私にとって、天気などどうでも良い。今は、朝の8時10分前。9時5時で電車通勤の人が、二度寝などしていたのなら青ざめる時間だろう。私も、痛い程そんな経験がある。脳を覚醒させる朝の光は、今日の私の脳の覚醒を促してしまいそうなので、カーテンは開けない。気になることといえば、昨日、薬を取りに行く気力も出ないほど疲れ切っていて、薬局に行けなかったので、今日のどこかしらで薬局まで足を運ばなければならない。こんなに寒くて怠惰に過ごしたい日は、部屋から一歩も出ず、引きこもり生活を満喫していたいものである。

最近の悪い傾向である過去の嫌なことの思い出を回想してしまう悪癖が、今朝は、起床した途端に起こってしまい、最悪なお目覚めである。やはり、肝の小さかった頃の気の小ささから生じた事件ばかりなので、あのときに言い返せなかったことの後悔ばかりが、頭の底にへばりついていて、それがグワっと心の傷をほじくり返すように爆発するのでタチが悪い。因果応報と言う言葉を信じたり、幸せのブーメランの逆を考えてみたり、天に唾を吐けばと相手の不幸を念じたとしても、やはり超常的に相手に懲罰が下るとも思えず、むしろ相手が私を呪っていたかのような命に関わる事故を、2ヶ月前に起こしている。やはり、私の人生を呪っている人もいるのだろう。思い返せば、自分も確かに誰かを深く傷つけた経験があるので、仕方ないといえば仕方ない。

昨日宿泊したホテルより、明らかに私の部屋は、寒く感じる。やはり、部屋の広さが問題なのか。パーテーションでも買って部屋を区切り、自分のベッドの周りだけ暖まるような仕組みにしようか。そんなことより、この部屋を出て、本来住むべき場所を探していた方がいいのかもしれない。もはや、考え方が「逃げるが勝ち」という回路になってしまっている。ただ、この格言であっても、マイナスの意味合いを表現したものでも無いわけだから、もうスムーズに自分の居所を変えることに積極的になるべきなのかもしれない。

何やら、朝のコーヒーを飲みたくなってきた。ブログを書くと、前向きな気持ちというか、動きたくなる衝動に駆られる気持ちになるのかもしれない。700記事。振り返れば、とんでもない量のブログを書いていた。年末に向かって、少しずつでもいいから、読み返してみようか。たまに過去の記事を読み返そうとするのだが、恥ずかしい記事などひとつも無いが、やけに背伸びしている記事が多い。特に初期の頃。このブログは、あくまでも直近の社会現象を基に、自分の考えを擦り合わせるように構成することを誓って始めたのだが、今や自分のプライベートの出来事を書いて、そこから何を考えたかという雑記ブログになってしまっている。ただ、これで自分の気持ちが前へ出るのであれば、それはそれで良いのかもしれないと感じている。

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