思考力

ホットからコールドへ

今日はバレンタインデーである、ということなど、マスコミのトップニュースには挙げられておらず、警戒級の積雪に注意せよという喚起の報道ばかり。ネガティブ感が強くてホットなニュースは、コロナの上にいき、それも、ネガティブであればあるほど、読者視聴者の興味をひけるのだから、ニュース報道をしている人たちは、人の心の中の黒い部分を探すのがとても上手くなければ務まらないのだと感じてしまう。

今、くつろいでいる喫茶店で、ホットカプチーノを注文したら、表面のミルクの泡が、見事なハート型になっていた。もちろん、茶柱のような偶然ではなく、スタッフの高いスキルから生まれたものだ。そして、それをキッカケに今日がバレンタインデーだと気づいたのだから、あたたかいコーヒーショップの粋な計らいで、自分の心がピュアになったわけだから、とても心のこもったサービスだと言えよう。

ネガティブで心が暗くなる情報に対して、ホットで心休まる心意気。両者を考えると、後者の割合は少ないと感じる人が多いはず。なぜなら、人は、危険を察知したり、実際に危険を経験したことに再び陥ることを回避するために、なるべくネガティブな情報を得て、生命を守るようなDNAを獲得しているからだ。

こう考えたときに、私の現状の精神状態というのはズタボロであり、もはや入院寸前。昨晩から今朝まで渋谷円山町の「愛のホテル」に一泊し、その後は、最近お気に入りの喫茶店でこのブログを綴っている。今日の病院の診察で、あまりにも酷い診断が出たら、もう入院して精神的に崩れてしまった根本的な部分を修復してしまおうかと思っている。

いつのまにか冷めて汚くなってしまった「愛のカプチーノ」を眺めながら、そんなことを考えていた。

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