思考力

クルリと廻る

昨日は、途切れ途切れの雨の中、薬をもらいに、TOKYO Shibuyaに行ったのであるが、やけに気温が下がりつつ、寝不足のままの受診だったので、かなり疲弊してしまった。依存に関しての主治医の見解は、かなり具体的で、あっさりとしたものであり、「依存症克服専門の病院へ入院せよ」とのことであった。もし、次回の受診時に依存がスリップしたままなのであれば、問答無用で入院させられてしまいそうだ。そんなこんなでShibuyaの街を徘徊していた。

家路についても、なかなか依存した対象に未練が残ってしまい、思いっきりスリップして、寝酒も煽って寝てしまった。朝起きると、咳き込んで、胸まで鋭痛が走る。今日から本格的にバイトの研修が始まる予定だったのだが、明らかに体調が悪い。意を決して、バイト先に電話をし、欠勤の旨を伝えると、とりあえず病院へ行って、コロナの検査をしてほしいと言われた。確かに、このご時世、飲食店のバイトでコロナを撒き散らしたと言ったら、告訴されそうだ。ただ、私には、金がない。医者にかかる金がないと言ったら、鼻で笑われた。もしかすると、根性なしで言い訳をしているように思われたのかもしれない。

ただ、私には、ナマポ特権の医療費免除がある。それは、役所に届出を出さなければ発行されないのだが、無理を言って、今日はタダにしてもらった。ただの風邪だと自己判断したにせよ、やはり病院の中には入れず、緊急病棟の出入り口でPCR検査を受ける。結果は、もちろん「陰性」。いつになったら、日本で風邪の症状で気軽に病院で薬を出してもらえるようになるのだろうか。毎回毎回、鼻の奥へ管を突っ込まれるのも、きついものがある。コロ助フィーバーは、どれほど長引くというのだろうか。

待合室で、支払うものがないにせよ、診察券は受け取らねばならないので、受付に用意されたテレビを視聴すると、90年台前半に流行した歌の回顧録のような番組があった。爆風スランプやプリンセスプリンセスなどのバンドは、今は昔。ただ、世代が一周回って、現代に蘇ってきている。そうなると、どんなに頑張っても、コロ助というのは、過去の思い出となりつつ、また新たな疫病が出てくるというロジックも成り立つのかもしれない。

身体が、休むことを要求しているのだから、早め早めに休ませてもらう。ただ、待ったなしで襲いかかってくる、借金の督促状や、滞納料金の請求だけは、休むことなく続くのは間違い無いのだった。

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