思考力

アイロニー

 

日本は、災害国家。昨晩は、遅くまで起きていたが、何気に早く目が覚めた。スマホを見ると、私の住む千葉県に、大雨の警報を知らせる通知が来ていたようだ。安眠妨害で、ほとんど取り越し苦労の警報アラームに叩き起こされず、書斎にスマホを置いて、別室の和室で眠っていてよかった。同じ部屋にスマホがあるというだけで、睡眠に悪影響が出るという研究結果を意識し、実践していて良かった。そんな大雨は、現在のところ、神奈川・静岡で雨量300ミリ超えの警報級の恐れ。関東や東海では、土砂災害に警戒ということだ。

それでいて、石川県では、新型コロナの新規感染者数が6人になり、群馬県では、そんなコロナのワクチンが18歳対象だったのを、誤って17歳に摂取させてしまったと言って、お偉いさんが深々と頭を下げて記者会見。東京では、オリンピックを強行的に開催するために、延長されるであろう「マンボー」の中、体調を崩したはずのユリコちゃんが、外国人選手を水際で止めることなく、オリンピック会場では「無観客」で競技を行うと言い張っている。一体、誰に言わされているのだろう。仮に、体調を崩した御本人の意思であるのならば、これまた「オリンピック」を「パンデミック」にしようとなさっているのであろう。

では、警報が出るか出ないかの瀬戸際の大雨の中、こんな皮肉丸出しのブログを書きながら、部屋の外の大降りの雨の音と、心を落ち着かせるBGMを同時にかけながら、デュアルな音調に思考を整え、起き抜けの至福のコーヒーを飲んでいれば、寝ぼけてセッティングしたコーヒーメーカーの蓋が半開きで、敷金が吹っ飛んでしまうようなシミができてしまうほど、リビングの床がコーヒーでビシャビシャになった。こんな寝起きのアクシデントが、今回のブログの皮肉の原因なのかもしれない。この強い雨の中、サーフィンに行くほど筋金入りサーファーでもないし、ずぶ濡れの状態で釣り糸を垂れることもない。カラオケに行ことを迷いつつ、オーナーの心意気で「退去時修繕費」を省いてくれるかもしれない、現在の住処の片付けをした方が良い。このブログが完成したら、一気に掃除に取り掛かろう。

お金に対する勘違いというものも、最近ではよく考えるようになり、貯め込んで貯め込んで得たお金の通帳を見ながらニヤニヤするより、効果的にお金を使う力も必要だ。貯め込んだ通帳の数字を眺めることに執着し過ぎて、いつの間にか日々の生活にゆとりがなくなってしまうのであれば、それは明らかに本末転倒。だから、入ってきたお金を、見栄っ張りのモノに浪費することは避けつつ、いかに有益に消費できるかを、最近では常に強く考えるようにしている。迫ってくる引越しで、モノを断捨離するときにも、お金に換えられるモノは換え、そこで貯めたお金を引越しにかかる費用や、退去時のお金、または、入居費用に当てること。これを1円でも無駄にしないように計画を立てている。ずいぶんと、自分のお金に対する思考回路が変化したものだと感心している。

例えば、バイクを買うとしよう。そこに、所有欲と見栄が含有されるのであれば、よほどのこだわりがない限り、購入しない方がいい。私も経験があるが、バイクという乗り物は、体を剥き出しにした状態で走るわけで、どんどん車の安全性能が上がっていくのに対して、バイクの安全性能など変化の余地がほとんどない。剥き出しになった身体が吹っ飛んでしまえば、横たわった己の身体の上にトラックが我が身を踏みつけようとする瞬間でも、体勢を整えることもできなくなってしまう。後は、ヒキガエル。かつて、自分も運転していたとはいえ、恐ろしい乗り物としか言いようがない。

仮に、上に乗っかったトラックの運転手が、大量の酒でも飲んでいたのであれば、そんな無責任な人間によって、今まで自分が積み上げてきた経験やスキルが、瞬時に消え去ってしまう。ただ、何も悪いことをしていない無垢な小学生の列に、泥酔したトラックが突っ込み、かけがえのない命が奪われ、その後の人生でトラウマになる以外ない小学生が出てしまうという、本当に痛ましい事故が起こってしまった。せめて、自損事故で自分の命だけを消して欲しかったものなのだが、酒を飲んで運転していた運転手は、ちゃっかりと生きているという皮肉。これは、言葉を変えて皮肉で語れるような事件事故ではない。

無観客で行われるかもしれないオリンピック。最近では、子供がコロナに感染し、風邪だと思いこんで、風邪薬を飲ませていたら、その子供の症状はコロナで、看病していた家族がコロナの陽性反応が出てしまうという皮肉な現象も起こっている。誰を責めるべきか。これから、水際対策を練らずに、無観客で行われるオリンピックに参加する選手を一目見ようと駆けつけたギャラリーのクラスターで、日本のコロナ感染者が爆発するのならば、無症状で済んだギャラリーが撒き散らしたウィルスを受け取った新規感染者は、とんでもない「贈り物」を受け取ったことになる。皮肉なことだ。

こうやって、世の中の矛盾を皮肉めいて書いたところで、私個人の意見など影響力などないのだから、せっせと家中の掃除をして、退去費用の精算額の削減に努めよう。

 

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