思考力

隣の冴えないエリート中年

出る杭は打たれる日本の古い企業が求める人材。実力主義の「出世競争」という言葉がありつつも、やはり上司が部下に求めている最重要要素は、従順に従う忠誠心である。そして、ある程度の大きさの会社で、ある程度の歴史があるほど、その傾向が強くなり、日本の古い価値観である「年功序列」が固まっている。新規で入った有力な人材を、老害が自分のテリトリーを侵されぬよう「マウント」をとる。理不尽極まりない空間の中で、価値ある人材が喰い潰されている。

このご時世、わざわざ本社に足を運ぶことなく「オンライン」で会議をすればいいと思うのだが、古い会社のパソコンは「ミカン箱」のデスクトップなのだろうか、Wi-Fiを「ウィッフィー」と発音するようなネットリテラシーがない無能な社員が多いのか。オンライン機器の操作ができないことで、対面リアルタイムの会議を行なって、誰かが素晴らしい発言をしつつも、その発言をしている者の口から「コロ助飛末」が噴射されても問題はないようだ。

まぁ、そんな人生の浪費というか、自分の才能の損失無限大の「危険カンパニー」で、老害ブラックパンチを喰らうのなら、サッサとカウンターパンチを喰らわせ、きちんと会社都合の「0秒辞表」の作成を考えるべきだ。そもそも、臨機応変に変化に対応できないような会社に未来などはなく、今後の中小企業がバタバタと崩れ落ちる時代に“サバイブ”できるはずはない。変な同情、お情けをかけて、老害社員や戦力外社員の能力に合わせて、中途半端に仕事をしようものなら、自分自身が「仕事が遅い人」なんていうレッテルを貼られて、ますます履歴書などに傷がついてしまう。やはり、危険を察知したら「0秒辞表」を躊躇してはいけない。

今、0秒辞表を出すまでもなく、優秀な人材は日本から出ていく。経済大国のアメリカを始め、インドや中国などの急成長国が、多くの優秀な日本人の能力を高く評価し、どんどん抜き取っている現在。こうなってくると、これから日本に残るのは、高齢者と借金ばかりになる。今後、第4次産業革命の中で“5G”が普及し、「国境」という概念がなくなれば、貴重な人材ばかりではなく、「情報国土」というエリアそのものまでもが諸外国に買収されてしまうかもしれない。ただ、隣の冴えない中年が、夜な夜なインターネットで通信している相手が、“GAFA”のエリート会社で、実はとんでもない年収のエリートであったというような現象も起こりうる。

実は、このような「冴えない中年」になりたいと私は思っている。これこそが、オワコン黒カンパニーでギュウギュウに押さえつけられた、私の理想の生き方だ。危うく、中途半端に広い古屋の中で、ギュウギュウに押し込まれた牛たちの仲間入りをするところだった。我ながら冷や汗ものだ。結局のところ、私のような社会不適合者が、これからの世界における優秀な人材になり得ると思っているし、逆に見ると、次々と自分のプラットホームを固めていった社会不適合とみなされていた人材が、周囲から優秀な人材と褒め称えられるようになっている。世間一般の社会にインプットされなかった人間が、一般常識を逸脱して、常識人に自分の存在をアウトプットする。このような逆転劇が見事に行われているのだ。

 

自分の存在を世に定着させるためには、かつては一部のメディアだけが持っている発信力に頼る以外なかったが、今では、個人の発信力というのは、個人が引き伸ばして作り上げることができる時代。しかも、その発信にかかる経費は、ほぼほぼ無料。ここまで書くとやらない手はないと思うが、なかなか実行に移せないのが人間というもの。これは、古代から受け継がれているDNAの中に刻まれた「防衛本能」であるから、それを簡単に拭い去ることは困難だ。しかし、このような未知の見えざるウィルスと戦わなければならない人類は、現状を打破しつつ「変化」することにより、新しい観点での「自己防衛」をしなければならない。

以前、ブログ中で書いたことなのだが、「自分を守りたいのであれば」という表現を使うのを極力減らしたいと思っている。かつて、イチャモンをつけられ、バッサリと切り捨てられた塾の校舎長に言われた言葉。キレイゴトだと言われればそれまでだが、身を投げ打ってでも自分の教え子に向かい合っていくことが大切だと思っている。まぁ、そんな「黒会社」が、コロ助が猛威を奮っている今、火の車になっている。少し前に観たサイトの「お知らせ」では、「〇〇周年記念授業料半額キャンペーン」をやっていた。その下には、休業のお知らせ。ここまでくると「詐欺サイト」と変わらない。

このようなカイシャにカネを払うということは、契約した瞬間に大きな負債を抱える「リボ払い」と同じではないか。義務教育では習わない「支払い方法」だが、貴重な時間とカネをドブに捨ててから気づいても遅い。よくよく考えれば、学習塾という存在は、若者に夢や希望を与えるべき存在でなければならないと思っているので、このような会社を構成している悪い社員たちは、厳しく罰せられなければなるまい。私をはじめとする多くの犠牲者が出ているが、その上層部ではモルジブの波の音を聞きながら、ロマンチックなコーヒーでも飲んで、悠々とリラックスして夢の中だったはず。まぁ、今日のブログが、非常に攻撃的な文体になっていることは重々承知だが、最近は許せないニンゲンのことを思い出して、心の中が収集不能な状態なので、それが文章に影響しているのだと思っていただきたい。

昨日、心臓が口から飛び出すようなアクシデントが起こった。曜日感覚がズレて、オンライン授業の曜日だと勘違いした。授業開始は、午後8時だというのに、気づけば10分前。上下ワークマンのジャージで再起不能のダメージを喰らう恐怖に心臓が冷え切った。よくよく手帳を見たら、曜日がひとつズレていたことに気づき、一気に安堵。緊張から解放され、一気に眠気に襲われ、何時間眠ったのか分からない。やがて昼過ぎに目が覚めて、コーヒーを淹れて手帳を見ると、今日は昼過ぎからミーティングあり。猫舌でコーヒーを一気飲みできずに車のキーをポケットに入れて、慌てて家を出る。

大丈夫。しっかりと用事を済ませ、しっかりとブログを書けている。気を抜いて、ブログ毎日更新が途絶えたら一大事だ。昨日、とても影響力のある方から、頑張るブロガーの「応援砲」が届いていた。やはり、コツコツ淡々と情報発信していれば、どこかにいる誰かの心の陸地に「想い」は到着するようだ。決して「片思い」では終わらない。そんなことを実感できた勘違いの昨晩。これからも地道に自己発信をしていこうと思っている。

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