引越しへ向けてのモノの断捨離。不自由になる人間との関係の断捨離。そして、無駄なメディアのニュースの過剰な不安を煽る情報の断捨離。プライベートなことばかりに偏りつつあった自分のブログに気づき始め、世間一般の出来事に対しての自分なりの考えなども交えなければ、全くもって無価値な文字の羅列となってしまう。だから、メディアの情報に関しては、「断食」ではなく、軽く「断捨離」をしつつ、世間に目を向けて、自分の考えをまとめていかなければならない。このブログ開設当初の宣言である「雑記ブログ」だけは、避けなければならない。
では、世界的な問題から、自分の論点を切り出していこう。もちろん、話題は「新型コロナウィルス」。俗称「コロ助」。俗称で、「緑の狸」なんて呼ばれている熟女が、狸寝入りをして「仮の病」を引き起こしている間にも、1都3県では、前週を上回る新規感染者数。緑の狸が、原因不明の「謎の病」から復帰し、面会謝絶の状態から見事に復活。いつの間にか絶好調で、「都ファー」なるモノの勝利で、マスクの上半分から、分厚い化粧笑顔を振りまいている。梅雨空の中、期日前投票に行くのさえ苦しい、超多忙なビジネスパーソンにも、しっかりと投票できるように、マイナンバーとスマホで投票できるシステムを導入できないものか。仮にできたとしても、やらない。なぜなら、スマホを使いこなせない御高齢者の方の票がなくなってしまうから。うむ、よくできている。
静岡県内でも、新たに障害者施設で、13人の感染者。トップニュースでは、中継で、今日の熱海の土石流の捜索活動が終了したという動画と、狸婆さんの笑顔が並んでいる。家屋を失ってしまった人たちが集まる避難所で、仮に「クラスター」でも発生したら、とんでもないことになる。会社員だった頃、私の街にも豪雨が降り注ぎ、避難所での不安と恐怖は体験済み。だから、被災者には同情せざるを得ない。何やら、これから続く1週間の雨の予報で、危険な降り方をする地域も出てきそうだ。明日は我が身とは、まさにこのことである。
速報では、安否未確認者64人の氏名が公表された。私が、避難所に逃げ込んで、二台の車が水没しているという通報が入り、そのうちの一台が、見事に私の相棒だった。もし、自分の家族の名前が耳に入ったら、一瞬で意識が飛ぶ。ちょうど1ヶ月前に、母を亡くした私だが、仮に、母が元気に働いていた頃に、事故によって命を落としていたとしたら、私は一体どうなっていたのだろうかと思う。今回の土石流に関しては、建築物の構造が、斜面に造成する際に、土を盛って平らな敷地にするという「盛り土」という建物の造りが、大きな被害の因果関係になっているようだ。
私の住む街は、異常に災害が多いことで有名。もっとも、自分の車が水没したくらいだから、その危険性は重々承知だ。ただ、その水没した日に、私が避難所ではなく、当時住んでいた11階建てのマンションにじっとしていれば、全く被害を受けることはなかった。では、そのような大きなマンションが安全かと言われれば、必ずしもそうではないということが、フロリダで起こった。マンションが崩壊し、安否確認不詳の被害者が多くいた状態だったが、残存部分を爆破解体。まさに、私のマンションが崩れた拡大版を視たかのようで、「ウッ」と、息を飲んでしまった。PTSDという現象で、フラッシュバック現象に苦しむ人がいるが、その気持ちが少し理解できたようだった。
明日は、東京に行って、気分を落ち着かせ、睡眠を促す薬をもらいに行く、月に一度の日だ。往復3時間以上かけて、13時間以上ブッ通しで勤務していた千葉の塾講師の頃。次にどのクラスで授業をするのかもわからない。開いたページをひたすら解説する授業。いや、苦行。それでも、何としてでも合格させてあげたいという想いから、帰りの電車を布団だと思って軽く眠り、家に着いたらひたすらプリント作り。それでも、休み時間に、電話が鳴るのを意識しながら、生徒の質問対応中に、コピー機の詰まりに気づかなかったという理由で、部長に怒鳴られていたわけだから、気の毒としか言いようがない。過去の自分を労ってあげよう。
5日間連続だったか。ずっと波乗りをした日が続いた。オンラインの授業で、顔が暗く写るのは、照明のせいかと思ったら、ただの日焼け。サーフボードを始めとする趣味の部屋の断捨離をして気づいたのだが、サーフボードの裏に傷の穴。身体が、ボロボロなのだから、ボードも損傷するのだって無理はない。負傷したボードを車に積んで、リペアショップに持っていき、無観客になるのかわからない「サーフィンオリンピック会場」を抜け、メローな波を優雅に乗っている、厚くて長い板を操る人たちを眺めていた。
結局、行われようが行われまいが、五輪ディレクターたちの収入というか、ギャラは、ハンパではない。釣竿を車に入れて釣りでもしようかと思ったが、小雨が降っていたので、税務署の開催する勢の相談会に足を運んだ。「節税」「節税」「節税」。めぐりめぐって帰ってくるなら良いけれど、狸のところでくるくる回るだけなのであれば、1円だって「節税」「節税」「節税」。思考力養成予備校代表は、「節税の鬼」の異名を取ることになろう。