思考力

低気圧に沈む

冬の嵐。すごい風だ。深夜未明から、窓が鳴る。生活の波長が滅茶苦茶になっている不調続きの私にとって、こんな日に溜まっていたゴミ袋をゴミ捨て場に捨てに行くという行為は、フルマラソンよりも重労働。気を奮い立たせて、やっとゴミ捨て場から帰ってくると、年末に家の裏庭に別のゴミ袋を放置していたことに気付く。もちろん引き返す気力など無い。カーテンで真っ暗にしてある部屋が、電気ストーブでオレンジ色に染まっている。溶けるように眠りたいが、寝相が悪い私に蹴飛ばされた、一枚の布団と二枚の毛布が、部屋の隅でK.Oされている。この三枚の寝具を、敷布団に掛けるという行為も、今の私には相当辛く、およそプッシュアップ20回3セットほどの重労働。半月ほど前は、それくらいのプッシュアップは、難なくこなし、インドボードの上で、余裕でスクワット100回以上していた。コレは、事実。そんな思い出に浸っていると、この気分の波長のフレ幅に、ますます自信を失ってしまう。自責の念と、過去のトラウマに襲われるばかりだ。

立ち上がれるのか…

久しぶりに重い鬱状態なのだろうか。コンビニで大量のジャンクフードを買って、腹に流し込む。コンビニに置いてある「それ」は、強烈な依存性があり、強烈な脳内麻薬を垂れ流しにする。科学的に証明された「それ」のメカニズムは、ここ最近のYouTube動画で、十分学習済みなのだが、炭酸清涼飲料水で、「それ」を一気に腹に流し込む行為は、鬱状態を凌ぐのには欠かせない。十分過ぎるほど解っているのにやめられないのだから、コンビニの思惑通りになっている「良いお客さん」の私の自傷行為とも言える。今日、コンビニで購入した「毒」の合計金額は、2,000円以上。昨年、11月から始めていた「48時間断食後シャブシャブダイエット」は、2,200円程度。身体に対しての負担を考えると、前者のコスパが、いかに悪いかが分かる。

前述の「48時間断食後シャブシャブダイエット」を少し紹介しよう。『空腹こそ最強のクスリ』という本が、昨年、大ベストセラーになり、その本の要約YouTube動画を観て、人間の体のメカニズムから、食事と食事の間は、16時間空ける事が重要だという。詳しいことは、実際に本を読んでもらえばいいし、最近の医学的な観点から、同じような事が、多く述べられている。特に、先ほどの「毒」は、血糖値を急激に上げ、身体に様々な「害」を与えるらしい。その弊害の中に「眠気」が挙げられていた。私は、鬱状態になると、とにかく寝ることで、鬱の波が収まるのを待つ。そして、ブヨブヨになったカラダを犠牲にして、精神の安定を測る。どんなに世界が私を憎もうとも、「眠り」だけは私の味方だ。そんな気持ちで鬱と折り合いをつけている。

夕方には、「緊急事態宣言」が、発令されるようだ。失業者がどんどん増えている。来年の今頃、日本の失業者の中でも、貧困レベルが段階的に分けられるのでは無いだろうか。「毒」を食えるレベル。「毒」を食えないレベル。そんな感じの区域なら、どちらが健康的なのだろうか。健康的に「毒」を食わないレベルにいたいものだ。

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